抑圧してきた本音の感情をしっかり味わって根本からクリアするコツ
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
自覚なしにドロドロした感情が出てくるのは勝手に封印が解けた証拠なのでとても良いことです
そのまま垂れ流しときましょう
頭で考えたら負け、理由付けしても何の意味もない
ただの生理現象です
晴れの日は日干しする感覚でどんどんさらけ出し、辛い時はひたすらウォーキングすると楽になりますよ
ということなんですが、これも比較的僕の話をよく聞いてくださってる方は馴染みのある「感情を味わい尽くしてクリアする」ワークの話ですね。
過去に抑圧して押し殺した感情と向き合い、しっかり味ってあげてクリアするってプロセスと繋がる内容なんですが、ちょっと発展的、応用的な考え方なので解説していきたいと思います。
感情と向き合って、自分の本音に耳を傾けてあげる
自分の内側に感じている本音、恐怖、不安、自信がない、寂しい、など心の声を普段からきちんと味わってあげる
ようは、全部受け入れて承認する
これら全部、似た表現というか、同じことを言ってるんですね。
自分の中に湧き上がった感情をそのまま感じてあげれば、何も問題なく消えていく。
感情っていうのはエネルギーなので、突然フワッと出てきたりするんですが「あ、出てきたな?
今、私の中に不安があるぞ。恐怖があるぞ。寂しくなってぞ」と感じたら、それをしっかり味わってあげればスーッと消えていくんですね。
生理現象と同じなので、浮かんでは消えていく、ただそれだけなんです。
だけど、普通の人はその突然フワッと湧き上がってきた正体不明なエネルギーを味わうことがまず怖いんですよ。
人間というのは、得体の知れないものに恐怖を感じる生き物なので。
しかも、それを味わうってことに対する罪悪感や抵抗感がある。
何故なら、「私は寂しいです」「僕は今怖いです」って本音を、小さい頃に素直に表現しようとしたら禁じられた記憶があるから。
大人になるまでに「それはいけないこと」と教えられ、感情を押し殺してしまうって外部からの働きが生じてしまうケースがよくあるんです。
ようは、自分が「こわいよー」と泣いてると「男のくせに泣いてるなんて情けない!」って大人から叱られて、怖いという本音を押し殺されてしまうとか
「さみしい」という気持ちを表現すると「我慢しなさい!」って言われてしまうとか
怒りをあらわにしようとすると「悪いコね!」「いいコだからちゃんと大人の言うこと聞きなさい!」って抑圧されてしまう。
そういう風に、外部からの圧力で子供の本音が押し殺されてしまうのは本当によくあるパターンなんですよね。
時にはしつけとして、時には教育として、と正当化されるケースがほとんどですが、本人の内側、脳や心のプロセス的には「それが正しいかどうか」「世間でどう言われてるか」なんて一切関係なくて
心の中の動きとして何が起こってるかというと、「本音の感情は常に押し殺させられてしまい、そのまま抑圧してないと生きていけない、そうしてないと否定されてしまう、全うに生活できない」と感じるようになってしまう。
「生きていけない」なんて大袈裟に聞こえるかもしれませんが、子供自身は無意識下で本当にそう感じてしまうんですよ。
このままだったらお父さんお母さんに嫌われてしまう、先生に怒られてしまう
そうすると、まだ一人では生きていけない子供は脳内で生命の危険を感じてしまうんですね、子供は本能に素直で正直なので。
だから、自分自身で本音の感情を抑圧するようになる。
自分自身で「私は、私が感じたことをそのままストレートに表現してしまってはいけないんだ」と、それら全てを感じないように押し殺すプロセスが働いて
結局、自分の感情を抑圧し、臭いものには蓋をするかのように封印してしまうっていう過去が由来してるんですよ。
これ、誰しもが経験して大人になっていくことなんですね。
で、この記憶がずっと残っているから、ありとあらゆる悩み、心の課題、トラウマ、全てに繋がっていく核となるんですよ。
だから、この感情のプロセスを理解した上で、感情がフワッと浮かび上がってきたらまず味わう。
正直な自分の本音と向き合って、受け入れてあげる、味わい尽くしてあげる、っていう練習をしていくと
段々と、今浮かび上がってる感情だけじゃなく、そこに紐付いた過去の押し殺した感情も顔を出してくる。
それも一切否定せずに丸ごと味わってあげる練習を続けることで、ちょっとずつ蓋が開いていき
中のドロドロした感情、押し殺してきた感情が少しずつ綺麗に浄化されていく、ってプロセスがあるんですね。
だけど、この抑圧して封印されてた感情が、時々何かの拍子にパカッと勝手に蓋が開きドロドローって出てくる場合もあるんです。
そうなった時に、大抵の人は焦って再び蓋を閉じようとしてしまう。
小さい頃の記憶があるから怖くなるって人もいるし、無意識の反応として蓋をしてしまう人もいるんですが
やっぱり誰でも得体の知れないドロドロとした負の感情が一気に湧き上がってきたら怖くなりますから。
ただ、こういう場合の感情をネガティブって表現しますけど、本来は感情に正も負もポジティブもネガティブもなくて、人が勝手に解釈し「ネガティブ」とレッテルを貼ってるだけなんですけどね。
一応ここでも分かりやすいようにそう表現しますが、そのドロドロした負の感情、ネガティブな感情がブワッと一気に溢れ出てくるって現象は、誰にでも起こることなんですよ。
いつ起こるか分からず、勝手にドロドローって出てくることもよくあって、そうなるとほとんどの人がパニックになり、怖くななってまた蓋をしてしまう。
無理矢理自力で押し殺したり、「これは私の心の病気の発作なんじゃないか?」と薬を飲んで抑え込む人もいます。
あとは、外部刺激によって気を紛らわせる人、ストレス発散のように「そんなこと考えちゃいけない、考えちゃいけない」って別のものに意識の矢印を向け、感じないように麻痺させたりと、皆いろんな働きかけをするんですが
本来は蓋が開いてる方が健全なんです。
何の知識も理解もなく出てくるからパニックになるだけで、それらの感情は元々自分が抑圧したものだし、それを頑なに押し殺してしまってるから色んな問題が起こる訳ですから
味わう練習をしていき、ちょっとずつ蓋が開くように働きかけることが、正しいアプローチ法、自分の心との正しい向き合い方なんですね。
ということは、勝手に蓋が開いてしまうこともたまに起こるんだけど、その勝手に封印が解けて押し殺してた感情がブワッと浮かび上がってくる状態は、良いことなんですよ。
だから、そのまんま垂れ流すのがベスト。
負の感情、ネガティブな感情というのも、ただのレッテルなんだから
ただ勝手に大人がつけた、世間がつけたレッテルなので
そんなことも一切気にせず、浮かび上がってくる、湧き上がってくる感情をその都度全て味わってあげたら、すっきりクリアするはずなんです。
だけど、それがなかなかできない。
みんな「怖い怖い怖い」ってパニックになってしまう。
なので、理解できた方は、これまでの逆をやりましょう。
なるべく垂れ流しましょう。
蓋が勝手に開くのはとても良いこと、それこそが生理現象、本来の体調を整える機能と同じ、心身のバランスを整えるのと同じことなので
晴れの日に日干しをするように、臭いものに蓋をせずにあえて垂れ流す感覚でどんどん出してあげましょう。
それによって、居ても立ってもいられないほどの恐怖とパニックに襲われるって感覚を僕も何度も経験してます。
それでも全然いいんです、引き続き溜め込んで腐らせるより何倍も健康的ですから。
そんな時は、外に出て公園とかをウォーキングする、っていうのが心に負荷をかけず楽になる方法なので、ぜひ試して欲しいんですね。
ウォーキング、散歩をしてると、徐々に何も考えず頭が真っ白になった状態のまま、ただずーっと歩いてるって段階に入っていくんですよ。
そうすると、どんどん勝手にドロドロしたものが浄化していく。
だから、なるべく音楽とかも聞かずに、無心でウォーキングしてみるのがお勧め。
でも不慣れだと最初はもう怖くてパニックになったり、悩みで頭がいっぱいのままぐるぐるするかもしれませんが
それでもひたすら「これは日干しなんだ」「垂れ流しとくのが心にとってベストな向き合い方なんだ」っていう風に理解して、どんどん出してあげる。
何も考えず思考は停止して、「いいよーどんどん出てきていいよー。ちっちゃい頃からずっと押し殺してきちゃってごめんねー」って、お日様に当ててあげる。
そんな感覚でウォーキングをしながら、自分の感情を体に味わわせであげる。
頭で理解しなくていいから、意識しなくていいから
感情を体で味わってあげると、どんどん楽になって色んなことがスムーズに回るようになるので是非お勧めですというお話でした。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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