休みの日こそしっかり心と向き合い自分で癒す練習をしよう
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
心の健康を最優先に考えると、休みの日に無理矢理元気に遊んでストレス発散するより静かに疲れて落ち込んだ心を観察してあげる方が理想的です
自分の心を子供に置き換えて慰めるという表現をよく聞きますが、悲痛の声こそ無視し続けると病んでしまいます
お風呂につかったり散歩しながらが効果的です
ということですが、僕からは普段よくウォーキングをお勧めしたりするんですね。
自分自身もそうやって心をケアしていった、という経緯がありますし。
あとお風呂、温泉も今は大好きなんですけど、心が病んでた頃は長く入ってることができなかったんですよ。
でも、それは「心の危険信号を察知する」のにすごく役立ったな、って当時の自分を振り返ると感じていて。
僕は本当に心が壊れちゃう直前まで、とにかく自分の心が危険信号、サインを出してるのに気づくのが怖くて
何もしない時間が怖くて(前回お話したように、じっとしてると抑圧した感情が湧き上がってくるので)
大好きだったはずの長風呂や温泉につかっていられなくなったんです、怖くて怖くて。
それは全て、無意識下で起こってるんですけどね、全部。
(だから本人は怖れている事実すら気づけてません)
ぼーっとしている状態になると、不安が襲ってくる
それはツラすぎるので、無意識に休日も仕事やアポを入れたり、常に何かしてないと落ち着かない。
最近は特に、常にスマホをいじってないといられない、とか落ち着いてのんびりお茶を飲む(動画も何も見ずに)みたいな時間が耐えられないって人、多いですよね。
頭ん中、脳内を常に何かで埋めてなくちゃいられなくて、SNSや動画を見続ける、音楽を流し続ける、ってのは危険信号なんですよ。
それを自分で気づくことが重要で、自覚症状があったら「おっと危ない、リラックスリラックス」と意識を切り替えるのが大切なポイントの一つ。
で、もう一つ大事なのは「しっかり向き合うこと」
やっぱり怖いんですよ、自分と向き合うのって。
不安や恐怖、寂しさ、孤独などの感情は、普段は見たくない、向き合いたくないから抑圧する、押し殺すってのを続けてしまいます。
そして、心にどんどんダメージを蓄積していく。
だから、本当はその都度、感情と向き合ってあげないといけなくて(感情は生じた瞬間にしっかり味わえばクリアできるので)
ただ、押し殺さずに「味わう」ってことをすると、やっぱり落ち込むんですね。
落ち込むような感情が自分の中に入ってるんだから、当然ですよね。
それで、正解なんです。
ちゃんと落ち込む、しっかり落ち込む(変な表現ですけど)
休日には、しっかり心と向き合って、しっかり落ち込む、しっかり凹む。
その方が、逆に「本心、自分自身をちゃんと受け入れてあげれてる」ってことなんです。
伝わりますかね…。
これが、心をケアするのに一番大切です。
「弱い自分はダメだダメだ」ってフタをして押し殺す方が、よっぽど怖いことになっちゃうんですね。
それを冒頭で「(心の)悲痛の声」なんて表現したんです。
大抵の場合、心の問題、心の課題って、幼少期のトラウマ、ちっちゃい頃の記憶から派生してるんですね。
解消されなかった苦しみ、認めてもらえなかった想い、押し殺して抑圧した感情っていうのがずーっと根っこにあって
そこから様々なことに枝葉となって繋がっていき、今の「心の問題」が現実に具現化し、投影されてる
ってのが、心理学でいう「投影」という現象ですよ、なんて話も時々させていただいてますが。
例えば、メンタル系のセミナーとかでもよく「自分の心の中に、幼い頃の自分がいて、その幼い頃のちっちゃい自分が泣き叫んでる、と想像してみてください」みたいなアプローチの仕方があるんですね。
自分のちっちゃい頃を思い返してみて、その頃の自分が、親や周りの大人に、ただ認めて欲しかっただけ、褒めて欲しかっただけ。
何を?と言ったら「ただ自分らしくいること」を
ただ「自分として存在すること」を認めて欲しかっただけなのに、常に「こうしなさい!ああしなさい!」と指示が飛んできて
それを正しく実行できないと叱られて、悪い子だ!ダメなコだ!って否定され
自分がやりたいようにやると、「そうじゃない!こっちが正しいんだ!正しい答えは我々大人が知っているんだ!お前は何も知らない!」と抑圧される。
そのようにして出来上がった「自分らしい、ありのままの自分でいちゃいけないんだ」ってメッセージ性が、深く深くに刷り込まれていった結果として、自己否定っていう習慣が生まれちゃうんです。
ありのまま全部を認めてもらいながら育つと、そういう心の課題やトラウマが生まれにくい。
それでもゼロとは言えないんですが(社会や環境、事故や災害によるトラウマもあるので)けど比較的少なくはできる。
だけど、なかなかそれって難しくて、現代人は競争社会の中で教育を受けるケースが多かったり、いろんな人と関わることで自分が生きづらさを感じる場面も多かったりする。
人と関わることは大切なんだけど、人間関係を構築していく過程で、やっぱり自分らしさを出すと「出る杭は打たれる」のような状況に出くわしたりする。
そんな様々な経験をしながら、無意識下にトラウマができてしまい、今の「自分の素直な感情を自分で認めることができない」ってパターンをつくってしまっている、と。
これも、
感情から派生して
↓
影響を受けた脳が
↓
(いつも言うように)習慣化された思考のプロセス、思考パターンを作ってしまい
↓
毎回毎回、同じように考える、同じように発想する
ってパターンが出来上がっちゃってるから、オートメーションでそうなっちゃってるから
常に自分を否定する、を毎日毎日繰り返している
だから、さらにその思い込みがより強固になる
その思い込みが強く自分の脳と心に染み込んでいく、っていうメカニズム、無限ループなんですね。
だから、根っこの根っこの根っこに戻っていくと、全ての始まりは幼少期の記憶だったり、その頃の感情を押し殺した出来事、っていうきっかけ、「種」があるから
そこと向かい合ってあげる、っていうのが全部の狂ってしまった、歪んでしまった、大もとの原因を改善するということに繋がるんです。
なので、休日にストレス発散しに行くっていう発想より、休日にじっくり内側の心の声を聞いてあげる
で、凹むんだったら、ゆっくりじっくり凹んであげる。
凹む、傷つく、落ち込むって、「実は贅沢な時間なんだ」っていう風に解釈を変えるんです。
すごくショックを受ける
ズシーンと落ち込む
静かに部屋にこもって、「もう人と会うのが怖い!人に会いたくない!」っていう時間を、ゆっくりとる。
それが実は、心にとっては一番贅沢な時間。
で、僕自身は、解釈がもうすでにそんな風に変わってしまっていて
なんかショックなことを言われたりすると、あえて「じっくりと味わう時間」をつくるんです。
(最近はもうないですが、以前は)SNSでたまにビックリするような事を言われたりして、もともと僕はすごく落ち込みやすい、気にしぃな性格なので
ものすごーく凹んだり引きずったりするんですけど
そういう時には、スマホの電源を切って、わきに置いて、じーっくり落ち込む。
「はぁ これができる時間こそが、贅沢なんだよなー」ってつくづく感じるんです。
傷ついた瞬間にその心、感情と寄り添ってあげて、自分をケアしてあげる。
だって、忙しかった頃は、それができなかったんだもの。
自分が自分でいちゃいけない、何か自分じゃない自分にならなきゃいけない、ってがむしゃらに自分を忙しく追い込んでいた時期は、そんなことできなかったから
何かに凹んだり落ち込んだら、すぐその場で、じーっくり心と向き合う。
そうすると、「はぁぁ、傷ついた途端に癒やしてもらえた」「幼い頃はいくら願っても叶わなかったことが、今は叶うんだ」「贅沢だなぁ」と感じられるようになる。
それを繰り返していくことで、本物の自己承認に繋がり
心が揺るがなくなり、軸が確立できる
自分の本当の幸せ、自分の本来あるべき心の状態、自分の本当の自然体が見えてくると思うので、お勧めですよというお話でした。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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