人生を変えるには「ストレスのある生活に違和感を持つ」所から始める
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
ストレスは発散しても原因が残ってる限り延々と繰り返されます
だからといって環境を突然変えるのはまず不可能
なので一番良いのはストレスの原因となった出来事によって生じた感情を味わい尽くすこと
きちんと向き合えば次回同じような出来事が起きても受け止め方が全く変わりストレスを軽減します
というお話ですが、これはなかなか実体験がないと意味が分からないと思うので解説させて頂きますね。
まず、日々の生活の中で、毎日のようにストレスを感じる人って結構多いと思うんですよ。
現代人のほとんどが毎日の仕事や学校生活でストレスを感じることが当たり前で、そもそも朝起きた時点でもうストレスでうんざり、みたいな。
会社や学校へ行くこと自体がストレスで、だから連休中はリラックスできるんだけど休みが終わりに近づくとすごくストレスを感じ始め、連休明け初日一発目でめちゃくちゃストレスを感じる、とか。
毎日それが当たり前だと思って生きてる方って、すごく多いと思うんですよね、特に日本では。
「これって、どう考えても不自然だよな?」という所を、まず実感する、再認識しなきゃいけないと思うんです。
僕自身それに気づき、生き方を丸ごと変えてきたからこそ今の幸せな人生があるんですが、改善するためにはもちろん時間がかかりました。
けれど、まずその違和感は大切にしないといけない。
「ストレスあるのが当たり前」って言われてるこの世の中の風潮って、それ自体どう考えてもおかしいよな?と。
何故「朝起きるとストレスを感じる」なんて、そんな人生が正しいと思っていたんだろう?
そんなよ明らかにおかしいだろ?
根本的に何かが狂ってるよな?
って本心から感じるべきだと、僕は思うんです。
僕自身の価値観としては、せっかくこの世に生まれてきたんだから、自分の人生、自分の命をどう使うか?っていうのは自分の選択肢であるべきだし
自分の自由な決定権で、みんな今生、この命、この人生を生きていくべきだと思ってるんですね。
これは僕個人の価値観、考え方なので、そこを「いや、それは違う」と言う方とはもうお話が続かなくなっちゃうんですけどね。
自分の人生なんだから、自分の命なんだから、よほど偏った環境下でない限り、自分の好きなように生きていいはずなんです。
にも関わらず、どうして多くの人が、当たり前のように毎日毎日毎朝毎朝起きたらストレスを感じる生き方を続けなきゃいけないのか?
考えたら、おかしくないですか?
そこにまず疑問を感じる必要があって
だけど、大抵の人はそれを疑問とも感じずに、嫌なくせに続けてるっていう現象は、世の中の大多数の人が「そんな同じような生活を送っているから、同じようにストレスを感じながら毎日を過ごしてるから、自分もその当たり前の中にいる」っていう思考停止状態なんです。
これもまた複雑で、当たり前の中にいると落ち着く、みんなと同じことをやってる方が安心、周りの人と違うことをやると不安、っていう人間の心理も大きく作用してますよね。
周りの人と同じように、足並みを揃えて、あの人がストレスを感じてるなら私も感じてて当然、って思ってしまうパターンが一つある。
それともう一つ、「茹でガエル現象」と呼ばれるもの
「ぬるま湯に浸かっている状態」って表現もよくありますが、初めはすごく嫌だったはずなのに、それを毎日毎日脳に刷り込まれていき、習慣化されると、もう辛いのが標準になってしまう。
茹でガエル現象っていうのは、初めから熱湯にカエルがピョンと飛び込んだら「熱っ!」と飛び出すんだけど
水の中にいるカエルに対し、例えばお風呂みたいに水が段々とぬるま湯になって、お湯になって、熱湯になる頃には、もう体力を奪われて飛び出せなくなってる
逃げる気力がなくなっていて、そのまま茹でられて死んでしまう「茹でガエル現象」って、ビジネス界でもよく言われる表現なんですよ。
これに陥ってしまうパターンがすごく多いんですね。
十年も二十年もこんな人生を歩んできちゃったから、もう今更変える気力なんてないよ、と。
そんな人達が後は何をするかというと、不平不満愚痴を他人にぶつけるしかないんですよ。
だから、悲しいけれど、ネット上では他人を攻撃することでストレス発散しようという人がたくさん存在する。
それはものすごく切ない現実なんです。
そういう心理の動き、そうならざるを得ない環境っていうのが理解できるから、僕からは否定できなくて、寂しいなぁ…って思いながら眺めるしかできないんですけどね。
だからこそ、まずは「こんな人生おかしい」と気づくことが一番大切。
自分がすでに順応してしまい、茹でガエル状態になってしまって飛び出せない、もう変えられない、って心理になってしまう前に、違和感を感じなきゃいけない、ってのが僕が思う最も大事なポイント。
で、もう一つは、「ストレスを感じたら発散する」という発想自体を根本から見直すこと。
毎週金曜日は飲みに行くとか、ストレスを発散することを自分の生活パターンに組み込んじゃってる人がほとんどだと思うんですけど
「ストレスを発散する」のを自分のライフスタイルに組み込んでいるということは、ストレスを感じることが前提であって
「ストレスは必ず私の人生に毎日、毎週、毎月訪れますよ」っていう前提で生きてるということで
つまりは、ストレスを自分の人生に組み込んじゃってるんですよ。
だから、その発想をまず変えなきゃいけない。
ストレス発散というルーティンを組み込むことは、つまりストレス自体を組み込んでる、ルーティン化しているのと同義だから。
なので、「ストレス発散」という発想よりは、「ストレスの原因が何だったんだろう?」と根本を探って解決するパターンにする。
前回は上司に怒られた、今回はお客様にクレームつけられた、それらに対して「だから職場をすぐ変える」っていうのは難しいと思うんです。
そうじゃなくって、その時の感情を味わう。
これ、全く新しい働きかけ方だと感じる人もいるかもしれませんが、僕が常にここでお伝えしている「感情を味わい尽くす」ワークですね。
自分の心と向き合って、その時に感じた自分の弱さ、恐れ、怒り、孤独、不安、全ての感情をストレートに味わい尽くしてあげる。
そうすることで、自分の脳、思考回路の、偏った思い込み、解釈が外れて、すっきりとしたクリアな視点で世の中を見ることができるようになる。
そうすると改善策が見えてくる、という心と脳と感情のプロセス、仕組みについて、こちらでもよく話させてもらってますね。
だからこそ、本当の根本的解決は「感情を味わうこと」なんですよ。
その時どうしたら良かったか?なんて考えるのは後回しで良くて、まずはその時の感情を味わう。
職場であんなに嫌な事があった、怖かった、という感情を、一切誤魔化さずに「すごく嫌だった」「ものすごく怖かった」とそのまま味わう。
涙が出てきてもいいから、号泣しながらとにかく味わう。
ある意味、ストレス発散の真逆ですよね。
あんなのなかった事にしよう!って酔いつぶれて忘れるんじゃなくて、逆に向き合う。
徹底的に向き合って、味わってあげる。
これ、初めての人にはすごく辛い体験だと思うんですけど、とにかく徹底的に味わい尽くすと、感情がスーッと抜ける瞬間が来るんです。
怖かった…つらかった…惨めだった…情けなかった…って感情をずーっと味わって味わって味わい続けていくと
…あれ?なんでそんなに気にしてたんだろ?
みたいにスーッと抜ける時が来る。
その根本の感情エネルギーが抜ける瞬間、消滅する瞬間が訪れるのを体感する、それをひたすら練習していくんです。
そうすると、その感情によって解釈が偏っていた、フィルターがかかって視界がずれていた、って部分が一気にクリアになる。
感情こそが根本原因なので、そこから視界がクリアになって、「じゃあ、どうしたらいいのか?」っていう解決策が明確に見えてくる。
だから、次回また同じようなことがあっても、感じ方ってのが全然変わってくるんですね。
これも、何度お伝えしたところで、実践してみないことにはピンと来ないと思うので、まずは「そんなもんなのかなぁ」と思って試していただきたいし
ちょっと試してみると、「あ、確かに!」って更に理解度が深まるはずなんです。
「全く同じようなシチュエーションでクレームを受けたのに、全く同じように上司から責められたのに、実際に感情をしっかり味わってみた後には、同じようなシチュエーションが全然違う風に見えました。
まるで、責められてる自分、嫌な思いをしてストレスを抱えている自分、っていう場面を遠くから俯瞰して眺めてる自分がもう一人いるような感覚を覚えました」
みたいなことになってくんですよ。
そうすると抱え込むストレス量も全然変わってくるし、そうなって初めて、俯瞰した状態、客観視した自分で最善の解決策を導き出すのがスムーズにできるようになってくるので
まずはちょっとずつ試していただきたい。
実践しないと全く意味が分からないと思うので、是非試していただけたらいいなと思って紹介してみました。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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