自分にとっての正解を内側から導き出す練習を若いうちから始めよう
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
日本人は「自分に合った」「オリジナルの」という発想になかなか馴染みがありません
自分の脳や心の仕組み、特徴は人に聞いても分からないので、どんな場合自分は最も学習効果が上がるか、やる気が出るか、等を研究しておくと大人になってからキャリアアップなどもしやすく、人生どんどん楽になります
ということですが、こちらで何度もお話ししてますけど、自分なりの学習方法や自分専用のモチベーションアップ法などは、やはり熟知しておきたいですよね。
自分自身の特徴、個性といった「自分ならでは」の部分をきちんと理解するのは非常に大切なんですが
「どういう時に自分の脳がスムーズに回る、機能するんだろう?」とか「こういう時に私の体は調子がいいのか!」など、普段なかなか考えたことがないと思うんですね、皆さん。
だけど、それを認識、判断できるのは自分しかいないんですよ。
お医者さんがあなたの体について一番詳しいのかと言うと全然そんなことなくて、お医者さんは体の仕組みと医療の知識はあるけど、あなたの内面のことに対して詳しい訳じゃないですよね?
だから、膨大な専門的知識、専門データと照らし合わせて「今のあなたはきっとこうです」って判断をしてるだけであって
実際に自分の中で起こってることに関しては、自分が一番よく分かってるはずじゃないですか。
医療の専門知識がある・ないの話じゃなくて、自分の体がどう機能するか、どう反応する傾向が強いか、などは本人にしか分からない。
例えば記憶の仕方など、「○○さんはこういうパターンがいいと言ってたけど、私はそうじゃなくて別のパターンの方が圧倒的に記憶や学習の効率が上がったぞ」って実感がもしあったとしたら、それこそがあなたにとってベストの方法なんですよね。
この感覚、伝わりますかね?
どんなに「脳の仕組みはこうです」「心の仕組みはこうです」「体の仕組みはこうなってます」と専門家が言ったところで、自分に実感があるかどうかは自分しか分からない。
自分に確認してみて「確かにそうだ」っていう部分もあれば、「いや、もっと自分に合う、いい方法を知ってるぞ」って感じるんだったら、当然そちらを採用するべきじゃないですか。
だけど、日本人は特に、まず先生の言う通り従うってスタイルでずっと教育を受けてきてるし
そもそも東洋、アジア圏では「みんなと調和する、意見を合わせる」って文化の中で生まれ育ってきてるんですよね、ずっと昔から。
だからこそ、「自分だけの」とか「自分に合った、オリジナルの」とか「独自の」って発想自体を持つのが苦手で、そういう考え方、思想に馴染みがないという傾向があるんですよ。
西洋の国々では、自己主張する、自分個人として表現していく、って文化の中で社会が成立しているので、小さい頃から「自分らしさ、自分オリジナル」という発想が正しく、そういう考え方に馴染んでいるって感覚があると思うんですが
僕らはそうじゃなくて、比較的「教わった通りに、みんなと一緒に、周囲の意見に従う」の方に、自然と考え方も向かいがちですよね。
もちろん、そっちの方が居心地いいと感じる人もいるので、それでも全然構わないんですけど
自分の内面については話が別で、頭の中、心の中、気持ちや感情の変化などに関しては、それって誰かに合わせるとかじゃないですよね?
逆に、合わせちゃったらおかしなことになる。
だけど、みんなそれすらも合わせちゃってるんですよ。
感情を一定の変化量、温度に抑えて、みんなに合わせなさい、みたいなね。
学校や会社では、自分がイライラしててもそれをグッと押さえ込む、自分が不安でも不安じゃないふりをする、など
感情すらも、自分の心の中までも、周りに合わせなさい、集団に合わせなさい、っていう風潮だからこそ、どんどん苦しくなって自分を見失ってしまう、っていう傾向がありますよね。
だけど、冒頭からお伝えしてるように、自分の中で起こってる事って、本当は自分にしか分からない、判断できない、確認できないんです。
最終チェックできるのは、自分だけ
最後の最後、「本当はどうなんだろう?」っていう確証の部分まで到達するには、自分で自分の内側を確かめてみる、再確認してみるしかないんですよ。
僕はこれを、若い頃からずっとやってきたんです。
だから、いつも「自分の心と相談してみましょう」という内観法に近いお話をするんだけど
そうやって気持ちを整理したり、自分自身が「そもそも気持ちって何?心ってどうなってんの?」って部分を理解できてないと話が進まないので、意識を内側に向けて探っていくプロセスが必要なんですね。
心だけでなく脳も同じで、自分が持ってる解釈や考え方、思考パターンというのは自分が無意識に作り上げてしまったものであって
それが現在、どういう風に稼働しているのか、どういうパターンで機能してるのかってのは、自分で分析したり紐解いていかないとコントロールのしようがないじゃないですか。
って、こんな事も、多分ほとんどの人が考えたことすらないと思うんですよね。
自分の内側で起きているパターンってどんなものだろう?というのをきちんと理解、判断する。
紙に書き出してみたり、ちょっと一週間の行動、思考の記録を取ってみたり、本当にそれくらいやってみないと、自分の頭の中、心の中で日々何が起きてるのか分からないと思うんです。
いつもお伝えしてるように「思考回路は無意識の習慣」なので、ほっとけばいつまでも同じようにぐるぐる回って、同じパターンでデータが処理されていく。
だから、マイナス思考の人はずっと同じパターンでマイナス思考をしているだけ、ポジティブな人はずっと同じパターンでポジティブな思考しているだけ
どんどん問題を解決して夢を実現していく、成果を上げれる人は「成果を上げる思考回路、問題を解決する思考回路」になってるだけ。
クエストやミッションをクリアするっていうゲーム感覚で楽しむ思考回路になってる、ただそれだけなんですよ。
だから、目の前に何か自分が乗り越えたい壁や問題が現れたら、ゲーム感覚で「どうこのパズルを解こうかな?」って発想になって向かい合う。
だから、ヒントが見えたり、普通の人と全然違う角度から答えを出したりできるんですね。
そういった発想を自分が持つことによって、自分自身の人生を自分の望むように書き換えていくことができる訳です。
さらに言えば、自分にとっての幸福感も、自分がどうしたら幸せと感じるのか?自分の気持ちはどういう風に変化するのか次第なんだから
自分の人生が楽しくなるかならないかも、全て結局は外からの情報じゃなくて「内側で何が起こってるのか」をまず理解しないといけない。
そういう意味でも、新しいことを勉強するより、まず自分の内側の仕組みを自分自身で探るべき
人体の仕組みや医学について学ぶとかそういうことじゃなくて、自分が今生きているこの状態で、脳内や心の中では何が起こってるのか観察する練習をするところから始めてみるのがお勧めですというお話でした。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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