みんな支え合って生きているという前提をきちんと認識しよう
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
自分がうまくいかないのは技術や能力が足りないせいだと思い込んでる人が多いですが、もしかしたら「人に頼めないせい」かもしれません
相手がいないなら探す、頼み方が下手なら練習する、発想がなかったなら今から切り替える
具体的にやる事が分かれば対策が取れますし、自力でやるより全然早いです
ということですが、僕もそうなんですけど「なるべく自分一人で抱え込んで、自分一人で頑張って、結果を出さなきゃいけない」って思い込んでた時期がすごく長かったんですよ。
こういうのを紐解いていくと、やっぱり子供の頃の経験に繋がりがちで
周りから常に「もっと頑張れ!」と厳しく育てられ、「お前はそんなんじゃダメだ」「もっと上を目指さなきゃいけない」みたいに言われ続けてたり。
結構、僕自身が小さい頃からスパルタ式に育てられた経験があって、そういうメッセージをずーっと受けてきたので
自分自身で、頭の中の発想、思考の範囲を縛ってしまうんでしょうね。
「誰かに頼るなんて、甘えてはいけない」みたいな。
子供の頃ってすごく素直だから、厳しい言葉をいっぱい聞かされると、自分でも同じことを自分自身に言い聞かせるようになってしまうってパターンがあるんですよ。
すごく厳しいメッセージをたくさんたくさん浴びてきた人って、自分が自分に一番厳しくなってしまって、自己否定が止まらないっていうのがあるんですね。
僕はまさにそのパターンだったので、人に頼るなんて絶対にやっちゃいけない、自分で何とかしなきゃいけない、甘えるな、みたいな
自分が子供の頃に言われて嫌だった事なのに、いつの間にか気がつくと、自分で自分自身に言い聞かせてる、っていうすごく切ない自己否定の心理パターンで
そうすると、甘える姿を見せちゃいけない、弱いところを見せちゃいけない、人に頼っちゃいけない、と思い込んでしまう。
で、誰かを頼ったり、人に協力していただくっていうのがすごく苦手になる。
「自分が負けた気がする」とか、「そもそもそんなこと言っちゃいけない」とか、「そんなことが許されるほど、お前は優れた人間じゃない」とか
なんか勝手に自分で自分を否定して、ダメ出ししてしまって、自分一人で抱え込んでしまう、という。
こういうケースの方、現代社会ではすごく多いと思うんですよね。
相談できない、弱音を言えない、
プライドが高い訳じゃないんだけど、本人が勝手にあれこれと思い込んじゃってるせいで、傍から見たらプライド高く見える
っていう、誤解を受ける場合もあるし
自分は本当につらくてつらくて、自分が弱くてダメなのも重々承知なんだけど、それを他人には見せれない、心を開くことができない、みたいな人もたくさんいると思うんです。
僕自身がそうだったから、その痛みや切なさはすごく共感するんですよね。
で、そんな人が、自分一人で抱え込むモードのまま幸せになれてるんだったらいいのかもしれないけど
10年も20年も、もしかしたら30年以上も、大人になっても、ずーっとそれでやってきて、苦しいままなんだったら
やっぱり、どこかで考え方、物の見方、視点っていうのをガラッと変えなきゃいけない。
大人になっちゃうと思い込みもガッチガチに固まってしまい、四十代を超えてからどうこうしようとしても、自分の人格なんて変えようがなくなる
年をとると頑固になる、頭が固くなるって言いますもんね。
もう自分を変えたくても変わらないんですよ、人にも自分にも変えられない。
なぜかと言うと、自分のセルフイメージ、自我というのが確立するから。
「自分ってこういう人間なんだ」というのが確立しちゃったまま20年30年と生きてきて、いきなり今更それを揺るがすとなると、精神的に不安定になってしまうんですね。
もうすっかり出来上がったものをいじろうとすると、ちょっと不安定になったり挙動不審になったり、おかしくなったりしてしまうケースもあるので
もう確立しちゃったらしちゃったで、仕方ないみたいな部分もあって
とは言っても、手遅れとかじゃないですけどね。
それでも、自分でちょっとずつ、心と脳をほぐしていく方法はいくらでもあって、その一つが僕がいつも一番重要視している「感情をクリアにしていく」やり方なんですよ。
感情と向き合う、自分の心の核の部分と向き合っていく、というやり方。
根本治療みたいな、一番中心の、心の核の部分と向き合って、内観していくという方法だったら、いくつになっても手遅れではなくて
自分を書き換えていく、心をほぐしていく、解放していくっていうことは可能なので。
それは全然無理ではないんですけど、とにかく時間がかかるんです、当然ね。
今までガチガチに固めてきた、歪んだ自我をほぐしていくんだから、すごく時間かかる。
だったら、早め早めに、10代20代のうちにシフトチェンジする。
早いうちに切り替えの場面が来る、そうせざるを得ないシチュエーションが訪れる、っていうのが理想的だよなぁ
と、いろんな人とお話ししたりアドバイスしてきて感じることなんですよね。
なので、人に頼めない、人を頼ることができない、それって悪いことなんだ、って思い込んでる節が自分にはあるんだったら
もう早め早めに、気づいた時に、それは絶対に違う!って認識し、書き換え始めるべきだと僕は思ってます。
若い人は特に、そういう方向へシフトしていく、考え方のモードを切り替えていく、っていう方が絶対に楽に生きれると思う。
なぜかと言ったら、そもそもこの世界で、一人きりで生きていける人なんている訳がなくて
自分は一人だけで生きていく、なんて思い上がり甚だしいんですよ。
たとえ成功して、お金をたくさん稼いだとしても、「俺は一人で成り上がった、だから俺はこれからも一人で生きていける」って本気で思ってるとしたら、大きな勘違いなんです。
全ての人が、お互いに支え合って、協力して、この社会は回っている。
だから、「一人で何とかしなきゃ」とか「一人で成し遂げられる」って発想自体が、大きく偏った思い込みなんです。
一人で頑張るのが正しい、って思い込みが強い人は、強ければ強いほど、リアリティからかけ離れてしまう。
この現実社会の中で、みんなが支え合って、お互いに協力しながら世の中は回っている、にも関わらず、「そうじゃない、俺は一人でやっていく」と思ってるということは
その社会、輪の中に、溶け込むことが難しくなっていくので、色んな所で弊害が出る。
みんな、あの人のおかげ、この人のおかげ、と感謝の連鎖の中で生きてるはずなのに、一人だけ別の世界の住人になってしまう。
食事ができるのは、作ってくださった生産者さんのおかげ
生活できてるのは、全て誰かのおかげ
お金を払うってのは当然のことで、そもそもお金とは自分一人の所有物じゃなくて、回り回って、巡り巡っていくもので
自然界の雨と一緒なんですよね。
この地球上では、水が海から蒸発して、雲になって、山に降り注いで、自然の恵みとなって、植物や動物達が育って、とかっていう、水の循環と全く同じで
お金も循環しているだけだから、自分が稼いだとか、自分が独り占めするっていう考え方がそもそもおかしくて
何もかも自分一人で抱え込むって発想だと、その社会のバランス、世の中のみんなで回っているこのシステムから、はじかれてしまう。
自分から上手く溶け込めなかったりすると、だんだんその弊害が蓄積されて、色んな所で自分がストレスを抱えなきゃいけないようになる。
で、「こんなに頑張ってるのに、なんで打ち解けることができないんだよ」って余計に意固地になって、プライドが変に屈折してしまう
とかっていうのが増えてくる、それら全て、最初の「自分一人で」という思い込みから派生する問題なんです。
なので、そもそも一人でできることなんて何もなくて、我々はみんな協力して、支え合いながら、「おかげさま」で生きてるんだよ
っていうことに気づくと、どんどんどんどん心がほぐれていって、楽に生きれるようになると思いますよ、というお話でした。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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