ポジティブを目指すのは自己否定してる証拠、自然体こそが正解
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
ポジティブでいよう!と意識している人は実はネガティブです
それが悪いとは言いませんが、何も意識しない状態が一番楽な自然体ですから、まずは「自然体になる練習」を先にやるのをお勧めします
その自然体にプラスアルファしていけば良いのですが実際には自然体に到達した時点で全て解決したりします
ということで、これも今となっては僕も腑に落ちて、納得してますし、これしかないな、と思っているんですが
僕自身が若い頃は、全く意味が分かんなかったし、未だにこういうことを普通に言っても、全く伝わらない、分かっていただけないことも多々あるので、ちょっと解説していきたいと思います。
ポジティブっていう英語の表現は、肯定的ってことですよね。
ネガティブっていうのは、その逆で否定的ってことですね。
ポジティブシンキングとかネガティブシンキングって言うように、「肯定的でいよう、全部プラスに受け取ろう」って考え方が善しとされてますが
プラス思考でいよう、ポジティブでいよう、前向きでいよう、って一見いいことに聞こえるんだけど
っていうことは、深層心理はどうなってるかと言うと、「そうじゃない自分がいると認識している」状態
ようは、否定的、後ろ向きな自分がいる、そういう発想をしてしまう自分がいる、と認識している。
だから、ポジティブでいよう!と意識するんですよね。
そもそも、自分は普段、気を抜いたら否定的になってしまう。
油断したら、後ろ向きな考え方が出てきてしまう。
その普段の自分、今まで繰り返してきた自分を「変えたい」と思うから、ポジティブを意識するんですよ。
その問題意識がなければ、意識しないはずなので。
ということは、そんな前向きではない自分、後ろ向きな発想をしてしまう自分、否定的な考えを持ってしまう自分を、「ダメ」と判断してるんですよね。
「そんな自分は存在してはいけない」と、深層心理では感じている。
顕在意識ではそんなことないかもしれないけど、潜在意識の深いところで「そんな自分は変わらなければいけない」って否定してるんです。
伝わりますか?
つまり、もともと何も頑張らない、何も変えようと思わない、成長しようとも思わない、普段の素の状態、全く何も意識してない自然体の自分は駄目、っていう自己否定感が残っちゃってるんですよね。
これがすごく、(心理や哲学の世界でよくある)なぞなぞ、問答みたいな感じで
一旦わかるとピンと来るんだけど、わからないとぐるぐるしてしまうっていうポイントなんですけど。
自己否定感をなくしたい、と望みながら、深層心理では自己否定を続けてる
これが、ポジティブを意識してる人の内面で起きている最大の矛盾なんです。
だけど、ほとんどの人が、本物の「自己否定しない状態」っていうのが想像できないから、偽物の「自己否定しないためにポジティブになる」という矛盾を目指してしまう。
これは、実際に会ってみるとわかるんですよ。
本当に、何も肩肘張ってない自然体、素の状態でも「全然幸せに暮らしてます」って人の持つ空気感とか
ビジネスで成功した後に引退した元経営者、会長職も退いてのんびり暮らす方とかね。
のーんびりと、「あとは社会全体が、全ての人が幸せでいてくれたらいいなぁ」みたいな
そんな元成功者おじいちゃんとかに会ったことがあると、「あぁ、こういう人が自然体なんだぁ」と実感したりするんですけど。
もう全てやりきった、自分は特にもう頑張らない、あとは心穏やかに過ごせたら満足だ、みたいなね。
別に、大成功者や大金持ちじゃなくても同じような精神状態になってる人も、もちろん実在しますよ。
人生にすごく満足して、毎日を謳歌している人、若い世代でもたまーにいるけど
ほとんどのケースはやっぱり、いろんな人生を歩んできた、年輪の深い方、年配の方で
しかも、毎日の暮らしに満足しつつ心が穏やかな人って言うと、結構レアな存在だと思うんですよ。
(ただ暇な人、人生を諦め妥協した人とは異なるので)
そういう、物質的な成功云々ではなく、精神的に満たされてる人にお会いしたりインタビューするのが、僕はすごく好きだったんですよ、若い頃。
そういう人達と関わっていくうちに、「あ、本当に頑張らない自然体ってこういうことなんだ!本当に自己否定感がゼロの状態ってこういうことなんだ!」と。
何も意識しない、ポジティブでいようとすら思わない。
全部を受け入れてる状態って、こういうことなんだぁ、と感動したりするんですよね。
頭でいくらぐるぐる考えても、実際に見たこともない存在になれる訳がない、というのが僕の持論で
人間っていうのは無意識の習慣の生き物で、自分が気づかないうちに、思考自体が習慣化されて、同じことを毎回同じパターンで考える、って回路ができちゃってるので
そっから抜け出せないんですよね、自分では。
だから、一番手っ取り早いのは、心穏やかに、いつでも自然体で、幸せに毎日を過ごしてる、何のストレスもない、何の悩みもない、っていう状態の人と直接関わってみること。
それが、よくパラダイムシフトって言いますけど、これまでの固定観念、世界観がガラッと変わって、自分のスパイラルから抜け出せるコツ
無意識下にできてた思考回路が、ガラガラガラーって崩れ落ちて
こういう生き方ってあるんだ!
これが本物の「幸せな人」ってものなんだ!
これぞ(人格者という意味での)成功者、っていう実例の目撃すると、意味や本質がわかるんですよ。
だから、もう言葉をいくら重ねても伝わらないのは仕方ないし、僕自身が過去いくら同じようなメッセージをいただいても、全然伝わってこなくて理解できなかったことも多かったけど
「なんか成功者に会う度に、みんな同じようなこと言ってるなぁ」って、ずっと頭の片隅に気にはしていながら、模索し続けていき
結論、「あぁ、そういうことか!」って後から納得していった、という経緯があります。
なので、若い頃の自分にアドバイスするとしたら、ポジティブを目指すっていうのは(本人は気づいてないかも知れないけど)
どっかで力んでる、どっかで自分を否定してる、どっかて「今のままじゃいけないんだ」って問題意識を持っちゃってる
それでも構わないんだけど、それって自分を根っこでは否定してる、自己否定感を強めることにも繋がってるよね?
その意識、その自覚はありますか?ってこと。
でも、そんなことする必要は本来ないんだよ
ありのままでいいんだよ
あなたは、生まれてきた時点で合格で
「生きる」っていうことは、自分らしく、生を全うするということであって
何も無理せずに、頑張んなくても、今のままのあなたで十分、存在意義はあるんだから
自然体を目指す練習を始めた方がいいんじゃないですか?
って、僕だったら、若い頃の僕に繰り返し繰り返し、伝わらなくても言い続けるだろうなぁ、と思ってこんな話をシェアしてみました。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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