自己否定するのを直そうとする発想は「そんな今の自分を否定してる」状態なので無駄が多い
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
否定的な自分を直そうとする人がいますが、それは否定的な自分を否定する行為なので全く改善になりません
マイナスをプラスにする発想は大抵無駄が多くて失敗します
大事なのはゼロにすること
つまりマイナスを許し受け入れるところからです
無理にプラス思考を目指す必要すらありません
というのは、分かるようで分からないかなあと思ってちょっと解説したいんですけど
やっぱりみんな、ちょっと力んで、肩に力が入ったモノの考え方をどうしてもしてしまいますよね。
もちろん僕もそうだったから、ネガティブな自分はダメなんだ、ポジティブにならなきゃいけないんだ、自己否定しちゃいけないんだ、自己承認しなきゃいけないんだってね。
心とかモチベーションとかコーチングとか勉強すればするほど、そういう人って力が入っていくじゃないですか。
だけど、禅問答じゃないけど、「否定的でネガティブな自分はいけない」と言ってるということは現在の自分を否定してるってことで
強烈な自己否定を、より上から被せてるってことなんだよという、このなぞなぞのようなプロセスに早く気づくのが大事なんですよね。
そんなことを続けてたって(根本的には)何も変わらないっていう。
だから、そもそも僕はポジティブ、ネガティブっていう表現自体があまり好きじゃなくて、わかりやすいからどうしても使っちゃうんですが。
一番大変なのは、本質の部分を伝えたいんだけど、それを伝えるには長いお付き合いをしなきゃいけないという点。
もともと僕は先生なので、一番効率的なのは質問してもらうことだと思ってて
「それって、こういうことですか?」と聞かれた時に「それはもうちょっとこっちよりかな」と微調整、チューニング合わせするのが一番大事で
だから、パンパンって一方的に説明して「先生がこう言いました、丸暗記しましょう」という教育って全然意味が意味がない、というか効率悪い、偏ってしまうとすごく思ってて
直接のやりとり、コミュニケーションの中でしか本質って伝えられないと思うんですよ。
だから、そのためにはお互いが心を許し合った関係性を長く繋げなきゃいけないと思ってるので
一回や二回のやりとりで、大切なことが伝わるなんて全然思ってないので。
だから、まずは「話を聞いてみよう」と思ってもらうためにもある程度のわかりやすさが必要なので、ちょっと分かりやすくプラスとマイナス、ポジティブとネガティブという世間でよく言われる表現を僕も使ってしまうことはあるんですけど
本質的には、その発想自体をさっさと手放した方がいいと。
いつも僕は口癖のように言ってるんですけど、今の自分をあなたは嫌いだとしたら、その自分を丸ごと、嫌いなこともひっくるめて全部受け入れる。
なぜかと言ったら、そういう環境でそう育っただけで、何も良い悪いないから。
人間のスペック、脳の仕組み、心の仕組みはみんな共通してるんだから、あなたと同じような環境で、あなたと同じような事を経験して、感じて、同じような景色を見て生きてきたら、みんな同じようになります。
だからあなたが悪いんじゃなくて、そういう環境だっただけで
環境が悪いわけじゃなくて、そう育てた親が悪いわけじゃなくて、「そういう環境でそうなった」という原因と結果があるだけ
ただそれだけのことで、それが嫌ならいつからだって上書きして書き換えることができる。
まずは結果を受け入れる。
事象っていう言い方をよくしますけど、当たり前の原因があって当たり前の結果があってこうなった、そういうインプットがあったからこういうアウトプットをする形になった、ただそれだけの事象を丸ごと受け入れる。
これを僕はゼロと表現したりするんですが、可もなく不可もなく、プラスもなくマイナスもなく、ただそういう存在、そういう形ができあがりました、ちゃんちゃん♪みたいな。
で、それが自分の好みじゃないんだったら、冷静に観察して「どの部分を上書きしていったらいいのかな」って考えればいいだけの話。
「それにはどうしたらいいのかな」って考えればいいだけの話。
過去は別に否定しようがケチつけようが何しようが変わらないんだから、変えられるのは自分の内側のみ。
脳の機能にデータを上書きしていけば普通に上書きされるし、思考回路っていうのは普通にただの習慣なので癖つければ全然変更できる。
世間で言うところの前向き、ポジティブシンキングってのが好きなんだったら、そういう習慣をつければ勝手にそうなる。
別に難しい事でも何でもないんですね。
で、そのために一番大切なのは、まず心の部分、感情の部分、押し殺しているトラウマになってる部分をきちっと否定しないで、毛嫌いしないで、怖がらないで見てあげる。
自分との対話っていうのが必要ですよね、という話なんですよね。
分かるようで分かんないかもしれないんですけど、だから今回まず伝えたかったのは「プラスとかマイナスって発想自体を手放す練習をしましょう」と
いきなりは難しいかもしれないけどね。
で、そのままを受け入れる。
原因があって結果があっただけ。
別にあなたが悪いわけじゃなくて、みんなそういう経験したらそうなりますよねっていうだけの話。
僕も散々ひねくれてたし、散々こじれてたし、それはしょうがない、誰も悪くない、みたいなね。
で、「そっから先、どうしたいか」だけの話、という考え方、モノの見方の練習という形でお話ししてみました。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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