ぬいぐるみパパのブログ

脳と心と感情の仕組みを攻略すれば頑張らなくても夢実現できる🌟 夢を叶えるバーチャル伝道師、ぬいぐるみパパです。みんなと一緒に楽しく夢実現する為に、メンタルやマインド、世界や経済の秘密を学生さんにも分かりやすくテキトーにお伝えしてます。20年以上究極の自由を追求してきた結果、現在は幸せなぬいぐるみライフを送っています。

密着72時間!!!ある親子がVTuberデビューするまでの完全ドキュメンタリー

これは、親子離れ離れで暮らす父と娘が(第一話)、小学生でもできる自作アバターを完成させ(第二話)、過去負った心の傷をSNSで繋がった人々と癒しながら(第三話)、ついに親子VTuberデビューするまでの三日間の記録である。



※この記事は、ただただ実際に配信済みのツイッターの内容を、時系列に並べただけのものです

※つまり、編集も加工も、創作も何もされていない、単なる現実の出来事の羅列です

※そのため、面白いと感じる内容かどうかは人それぞれであり、必ずしも万人にお勧めするものではありませんので、ご了承ください












































そして、念願のデビュー動画が、こちら

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その後、業界トップのメディア「PANORA」様にて特別掲載して頂きました。

panora.tokyo
panora.tokyo


こちらは、メディア掲載のお話を受け、親子で話し合いをしてみた様子

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最後までご購読、ありがとうございます。

いかちゃんの今後の活躍は、ぜひこちらでご覧ください。
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第一話
第二話
第三話

ほぼ10年近くSNSから離れていたトラウマ持ちの対人恐怖症がTwitterを始めたら、そこには愛しかなかった話

第一話
第二話


最終話

今から10年以上前、あの頃は、まだツイッターなんて存在していなかったと思う。
フェイスブックYouTubeがやっと登場したが、まだまだ一般人の関わるようなサービスではなかった気がする。

一度熱くなると一気に全力疾走、一切立ち止まれなくなり、溢れ出す想いを伝えることが大好きだった当時の僕は、その頃主流だったメールマガジンという情報配信手段にハマり、タイピングすらできもしないくせに、毎日両手の人差し指だけで、全世界に向けて叫び続けていた。

(ちなみに、今も人差し指でポチポチしている。ただ、当時はものすごい高速ポチポチだったのに引き換え、8年以上のブランクの末、現在はすっかり腕が鈍ってしまっている)

ただ、広く展開すればするほど、リアルな人間関係も増えてくる。読者1万人を超え、海外にまで活動を広げるようになっていた僕の目の前には、次第に暗雲が立ち込めるようになっていった・・・

自分の望むことと望まれることのギャップに悩み、たくさんの方の期待を裏切り、傷つけ

そして、僕は、ネットから姿を消した。


対人恐怖症となり、心の健康も害し、リアルでも人付き合いを一切しなくなり、どことも、誰とも、繋がらない日々を過ごしていた。

ただただ、離れて暮らす娘だけを想って、なんとか生きてきた。

心の傷は、少しずつ、少しずつ、時間が癒してくれた。いや、正確には、風化した、無痛となった、といった感覚だった。

ただ、後悔だけはしていなかった。

言い訳に聞こえるかもしれない、見方を変えたら、ただの責任転換、責任放棄に映るかもしれない。

それでも、少なくとも、「その時、その瞬間の、自分自身の熱い想いに対しては、嘘も曇りも一切ない」

そんな生き方を貫いてきた。いやいや、そんなカッコイイものじゃない。

そんな生き方しか、できなかった。


やがて、時は過ぎ、娘は成長し


僕は、僕の人生を大きく変えることとなる、あの一言を耳にする

「うんっ あいか、バーチャルユーチューバーやりたいのっ!!!」


最初に戻る


そして始めた、YouTubeツイッター

YouTubeはまだ良かった。コメント機能はあっても、概ねは一方通行の情報発信。
無責任な言動や違反行為がない限り、誰かを傷つけることはまずないだろう。

自分が傷つくことは、まずないだろう。

深く、繋がり過ぎさえしなければ・・・


トラウマが、残っていた。

もしかしたら、あの頃はまだ、娘を支援するなんて大義名分を利用しながら、実は、娘の後ろに隠れて、恐る恐る眺めていたのかもしれない。

このネット空間を


ツイッターを始めようと言い出したのは、僕だった。なぜだろう?もしかしたら、ビクビクしながらも、遠い過去の、前世の記憶が懐かしかったのかもしれない。

「 ひとと つながること 」

僕が、ずっとずっと逃げ続けてきたこと


そして、この世界を知る。

(ここから先は、僕がツイッターを開設してから、メイン活動以外でつぶやいてきた内容と関わってきた方々とのやりとりです。特に有益な情報がある訳ではないので、興味のない方はご遠慮ください)













おわかりいただけただろうか

普段はノー天気に、時々熱く語りだすように見せて、実はこの頃、まだまだ心のリハビリ中。相手から話しかけていただかないと、怖くてコミュニケーションがとれなかった。

そんなおっかなびっくりなやりとりを重ねるうちに、皆さんの温かさに触れ、僕は次第に心を開いていく。






きっと、飢えていたんだと思う、人との繋がりに。

「ひとりでも、ふたりでも、話せる人がいる、聞いてくれる人がいる。大丈夫。だったらもう、怖くない」


そして、僕は、止まらなくなる。

何もわからなかった僕を、一方的にフォローして見守ってくださってた方々に、一気にフォローバックした瞬間。

ちなみに、過去メールマガジンを運営していた頃、最初の読者も、同じ人数だった。
これは、単なる偶然の一致なのだろうか?それとも・・・





↓これは、「下ネタ流すけど大丈夫?」へのリプ

↓これは、僕がまだ自分から何もできない頃に、そっとフォローして見守ってくださってた方々に、改めてご挨拶がしたくてDMを送っていた時










↓これは、リアルで起こった出来事に対して、軽く以前のフラッシュバックで混乱してしまった時、初めてネットの繋がりを「信頼したい」と思い、投げかけてみた時
















ここまでご覧いただいたのが、僕の心のリハビリ風景です。

そして、温かい皆様のおかげで心が完治し、書いたブログがこちら
aikapapa.hateblo.jp


こうして、あいかパパの人生は、劇的に変わっていくのでした。

めでたし めでたし♪





最後に

僕には、この「バーチャル」という形しかなかったんです。

身バレが怖い?ううん、ちょっと違う。

あんなにたくさんの人を、期待させておきながら深く裏切って、傷つけてしまった。
過去「大切だった」人々には、僕という存在が消えることで、納得してもらったのです。

だから、もう二度と、「あの頃の僕」は姿を現してはいけないし、もうすでに存在しない。


僕の前世は消滅し、娘あいかの導きによってバーチャル空間に生まれた、あいかパパという新しい存在。


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この姿だからこそ、本音で語れるんです。

この姿だからこそ、まっすぐあなたの目を見て、想いを告げることができるんです。



もう一度、”ここ”を信じて、いいですか



「ただいま」って言って、いいですか





やっぱり僕は、心と心で繋がれる、ネットの世界が大好きです。


た だ い ま


twitter.com


第一話
第二話

娘のチャレンジを「小学生VTuberハッカソン」なんて大袈裟に公表したけど、実はそんな次元の話じゃなかった件

前回の続き

バーチャルYouTuberになりたい!しかも、自分が描いたイラストを自分でアバターにしてみたい!という、とっても夢のある思いつきをしてくれた娘あいかのために、単身赴任中の僕は、買ったばかりのPCとペンタブレットを持って、長距離バスに乗り込んだ。

思いきって週末を合わせた三連休を用意したため、朝方まで仕事が立て込んでしまい、ほとんど仮眠すら取れていなかったが、どちらにせよここ最近は、楽しくて楽しくてなかなか寝つけない毎日だったので、それほど気にしていなかったし、とくに疲労感もなかった。

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あいかと直接連絡を取り合えるようにと、初めて僕のお古のスマホを渡して以来、彼女からはちょこちょことメッセージが届くようになった。

楽しい「親子VTuber」の打ち合わせで癒されるのも嬉しかったが、実際には更に、まったく期待していなかったサプライズ的な発見もおまけでついてきた。


お古のスマホなので、当然電話もメールもできない。つまり、自宅Wi-Fiに繋いだタブレット代わり、といったところだ。必然的に、googleYouTubeのアカウントは、僕の開設した状態のままだった。

つまり、離れ離れの二人のスマホが、常に同期したままなのだ。検索履歴はリアルタイムで両方に表示されるし、おすすめ動画なども流れてくる。

これが、予想以上に面白い展開に導いてくれた。


まず、動画の検索履歴

「バーチャルユーチューバー あいさつ」「VTuber デビュー」などの文字が並ぶ。

意識してる・・・。かわいい。

小学生の無意識の行動、興味の向く方向性、しかしそれは、立派なマーケットリサーチでもある。理に適っている。


google検索は、もっと面白い。

「宿題がはかどる曲」「こどものねんざの治し方」

・・・これがリアル小学生の破壊力かっ 父親なのに、鼻血出そうになる。


さらに攻撃力は高まる。

ここ最近、頻繁に「お願いダーリンねえ聞いて欲しいのは形じゃないもの」など、むっちゃ長い文字が並ぶようになった。

何のことか、僕にはさっぱりだった。しかも、どうやってあんな小さなスマホの検索窓にこんな長い文字を???

その答えは、後日判明する。衝撃とともに・・・


会いに行って、遊んで、しゃべって、落ち着いたある時、ふとのんびり静かに二人それぞれスマホをいじっていると

「ポロロン♪」

あいかのスマホから、音声認識の合図がなる と、その途端っ

「ねぇー テストにかーいたーゆめー きーみーのハーイラーイトー♪」

一瞬、何が起きたのか、理解できなかった。

歌ってる。あいかが、スマホをマイクのように握り、突然がっつり歌いだしてる。

しかも、音声検索のほうが先に音を上げ、「ピンポロロン♪」と認識終了しても、お構いなしに歌い続けてる。

そうか これが、彼女の検索方法だったのか・・・


ちなみに、今現在、僕のスマホの検索履歴トップの表示
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さて、話を戻そう。

少しさかのぼって、出発の数日前。

仕事も調節し、あと何日後かには会いにいけるとウズウズしていたある日、突然あいかから「1日目は学校だし、2日目も学校の行事があるから、ほとんど家に居れない」とのビッグニュースを聞かされる。

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正直、今回は完全に「週末2日間みっちり、一緒にアバター作りに専念する」つもりでいたので、戸惑った。

本人はとっても楽しみにしている。しかも楽しみ過ぎて、クラスのみんなにも話したらしく、仲良しのお友達が見学に来たいと言っているとも。

う うん それはもちろんいいさ 大歓迎さ。

ただ、う~ん どうだろう 正味何時間? 1日以下?

「で できるのだろうか・・・」


もちろん、せっかく興味を持ってくれたお友達をないがしろにはできない、したくない。できれば一緒にチャレンジさせてあげたい。

しかし、パソコンは1台。

中途半端なところでタイムオーバーになってしまえば、一番悲しむのはあいか本人だろう。「だったら、最初から期待させなければ良かった」なんてオチも、容易に想像できる。

なんせ、次の機会、つまり父娘が会うのは、一ヵ月後になってしまうのだから・・・

しかーしっ 今そんなことクヨクヨ悩んでも仕方ないさっ
なるようになれっ

あー 会いたいさっ パパだって会いたいさっ

来てほしいなんて言われて、予定変更なんてできるわけねーーーんだよっ!!!


そんなわけで、ノープランのまま、僕は高速バスに乗り込んだのであった。

その後の展開は、YouTubeツイッターに公開した時系列のとおり
www.youtube.com


苦し紛れ、という訳ではないが、「どうせ時間が限られてるなら、その制限を逆に楽しんじゃえっ」と思いついたのが、この【小学生VTuberハッカソン】という企画。

あいか本人は、なんにも気にしてなかった。僕のほうが、時間を十分に割いてあげれない免罪符、という感覚だったのかもしれない。


そして、いよいよ始まる、親子最大のチャレンジ(←パパ的に。繰り返すが、あいかは、まったく気にしていない)

結局、初日は夜のみの作業となってしまったが、その割には驚くべき集中力と吸収力で進めてくれたと思う。

そしてついに、訪れた運命の日、チャレンジ最終日(←しつこいようだが、大袈裟なのはパパだけ。あいかは、なーんも気にしてない)

お友達が来てくれたことで、確かに作業ペースは遅くなったが、盛り上がりは絶好調!やっぱり楽しいのが一番。これは今だけの課題じゃない、ずっと好きでいてほしい、ずっと楽しい思い出として残ってほしい、未来を変えるかもしれないきっかけなのだから。


話は変わるが、実は2日目の朝、上記のツイートよりも先に、もう一つ、報告ツイートをあげていた。
「朝起きたら、誰にも言われずに自らパソコンの前に座って作業を始めたあいか。娘の成長にパパ涙」という内容で、リアルタイムで追ってくださってた方々にたくさんいいねをいただき、本人も喜んでいたので、覚えてくださってる方もいると思う。

しかし、なぜかいつの間にか、そのツイートが消えていた。

まったくのツイッター初心者の僕が、誤って消してしまったのか?真相はわからないが、今でも悔やまれる。



そうそう、このお友達が合流してくれたタイミングで起こった出来事が、こちら


想像してみてほしい。

「けもみみおーこく国営放送」のエンディング曲をスマホで流し、その曲に合わせて、FaceRigでモーションキャプチャーした状態のコが、顔をぐうぃんぐうぃんと振り回す。

当然、すぐにモーションキャプチャーが外れる(つまり、こどもだけぐうぃんぐうぃんしてて、アバターが真顔に戻る)

「あーーーwww んもぉーーーーーーwwwwww」とタメ息まじりの爆笑で、ひたすらぐうぃんぐうぃん。

それを見てるほうも、大爆笑(なぜか、待ってるほうもぐうぃんぐうぃん)

曲が終わると、「はーーーーい つぎっ」と、まるでブランコの順番待ちのように交代して、またぐうぃんぐうぃん。

やめてくれ・・・・ 父親なのに、父親なのに、萌え死ぬ。


結局、しばらくのお遊びタイムの後、三人でランチを食べにお出かけすることを僕から提案した。

この雰囲気に、水を差すことなんてしたくない。もっともっと、関わることすべてを「楽しい思い出」にしておいてほしかった。


※おまけ情報
僕は初めて会った、そのお友達ちゃんは、蓋を開けたら、とんでもねーーーほどガッチガチのYouTuberファンだった。そのおかげで、僕より全然業界に詳しい彼女に、食事中ずっと今後の活動に有益なレクチャーを受けることとなる。


さて、すっかり打ち解けて気を良くしたお友達ちゃんとあいかは、「今日はお泊り会にしたいっ」と言い出す。

時折、あいかは僕のほうを見て、悩ましい表情をする。


うん、わかってる。楽しいのが好きで、パパも好き。パパは明日の朝帰っちゃう。二人っきりの時間もほしい。いっぱい甘える時間もほしい。でも、お友達と楽しい今も好き。

こんな純粋な彼女の気持ちを、くんでやれないはずがなかろうが。


「いいねーーー♪パパ大賛成だよっ」と乗ってみせる。パァーーーーッと表情が明るくなる娘。

うん、これで良かったんだ。

ツイッターで経過を待ってくださってる方々には、あとで謝っておこう。
これは、僕が勝手に企画したことです、彼女は何も悪くないですと。


しかし・・・夕食後に、感動のサプライズが。

あいか、無言でパソコンの前に座り、淡々と続きの作業を開始する。

※その間、僕は再びお友達ちゃんから、濃厚なYouTube活動のレクチャーを頂く

そして、こちら

実際、あいかも、相当疲れていた。
そりゃそうだ、まだまだ慣れない作業、お友達ともめいっぱい遊ぶ。その後に、さらに自主的に続きをこなす。

リング上に、タオルを投げ入れたい気分だった。


あいかに、落ち着いた口調でゆっくり尋ねる。

「もういいんだよ。無理に今日中じゃなくても、またいつでも続きできるよ。パソコンもこのままプレゼントするから。疲れたでしょ、もう今日は終わりでもいいんだよ?」

そして、あいかからの言葉

「ううん、パパがいるうちに、最後までやりたい。」


・・・ねえ神様 僕は、どうやって、この流れ落ちそうになる涙を堪えたらいいんですか



そして、フィナーレ


最後のLive2Dの部分は、だいぶ、ううん、ほとんど、僕が手伝った。

リアルタイムで見ててくださった方、誇張表現に伝わってたら、ごめんなさい。


でも、だって、あいかは頑張ったんだよ 本当に、本当に、がんばったんだよ

僕が止めたんだよ、「いいよ、あとは、パパが頑張って、一気になんとか、動かせるとこまでやってみるから、あいかは休んでて」って。

そしたら、「・・・うん」って言って、そのままお布団に、ぽてんって倒れこむんだよ。

彼女のがんばった事実を、ネット上で盛大に尊重したっていいじゃないっ




こうして、僕ら親子の挑戦は、終わった。

ここから先は、翌朝の高速バスの中でツイートした、僕の勝手な総括振り返り集です。









えらそうでしょ えらそうに述べてるでしょ

実際は、ワタクシ、バスの中で、ずっと号泣してます。

強がってないと、声が漏れちゃって、ダメだったんです。

嬉しくて、切なくて、有難くて、尊くて

ごめん、なんかもう、俺の望むもの、全部ここにあるや



これから、僕ら親子が、どうなっていくのか、どんな展開が待っているのか、それは誰にもわからない。

僕らにも、わからない。


だからあえて、ここで先に言っておこう。


僕らは、別に有名になりたいわけじゃないんです

お金を儲けたいわけでも、人気者になりたいわけでもないんです

ただただ、父と娘、心を繋いでいたいだけなんです

この「バーチャル」というキーワードを介することで

離れていても、本当に「手を繋ぐことができる」って知ってしまったんです




だから、もう止まらないんです。
別に、どこを目指してるわけでもない。ただ、止まらないんです。
あいかとパパ、ずっと仲良く、手を繋いで、前に進んでいきます。






最後まで、お付き合いくださり、本当にありがとうございましたっ


あいかパパでしたっ




www.youtube.com


親子VTuberあいか&パパのツイッター
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実録!!!!!!!! 12時間でバーチャルユーチューバーになったPCドシロウトのパパ(と娘のあいか)

あれは2018年のGWを目の前にしたある朝

僕がいつものように、スマホgoogleトップページに出る最新記事を読んでいた時だった。

こういうやつ
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そこで目に飛び込んできたのが、これ
barzam154.hatenablog.com

まさか、そのたった一つの記事との出会いが、今後の僕と、娘あいかの人生を、大きく変えることになるなんて・・・・・・・・・・


少しさかのぼって、4月の中旬ごろ

単身赴任をしている僕のスマホに、娘のあいかからメッセージが届く。
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この頃はまだ、ママのスマホを借りてLINEする、という連絡手段だった。

昨今大ブームのバーチャルYouTuber、娘のクラスでも流行りだして、真似っこ遊びをしたいんだろうと、軽く考えていた僕は、こう返した。

だが、その後の娘の反応は、あまり浮かない様子だった・・・

数日後、どうも気になった僕は、娘に直接電話で尋ねてみる。

「ねえ、もしかして、ごっこ遊びじゃなくて、ホントにバーチャルユーチューバーやりたいって意味だったの?」

応えは即答

「うんっ!!!」

この反応には、思わず、嬉しさのあまり涙が出そうになった。


訳あって、娘が小さい頃から父子離れ離れで暮らさなければならなかった我が家
娘は幼い頃から「パパがいい、パパんとこ行きたい」とよく泣いていたらしい。

4歳の頃の彼女が、そっと小声で話してくれたこと
「あのね、あいかね、よる、パパがいないゆめみて、ないちゃうんだよ。だから、ねるのこわいんだー」
あの言葉は、今でも僕の胸を締めつける。

きっと、そんな寂しい環境が、多いに影響したのかもしれない。

娘は、とっても恥ずかしがり屋の、内向的な性格に育った。

一度打ち解けると、豹変したかのように楽しくてひょうきんな、おふざけ娘になる。

家庭内では、常に笑いが絶えない。

ただし、どうしても、外に向けて自分を出すことができず、いわゆる内弁慶。
知らない人と話すことなんてまず無理。普段の自分を見せるなんて、もってのほか。

そんな彼女の、内と外のギャップを見るたびに、「もしかしたら、俺がこの子のそばにずっといれてあげてたら、この子は、どこへ行っても大人気の、明るくて社交的な女の子に育っていたのかもしれない・・・」と、自分を責めずにはいられなかった。

そんな彼女が・・・

そんな、レジでもはっきり話せない彼女が・・・・・

「うんっ あいか、バーチャルユーチューバーやりたいのっ!!!」

これは、最初で最後のチャンスかもしれない!

彼女の夢を叶え、彼女の可能性を広げ、彼女自身に「何でもできる、何にでもなれる」と信じてもらえる、千載一遇のチャンス到来!!!

その時に、僕は誓った。

彼女のこの夢を、全力全身全霊で応援するっ!
たとえどんな結果が待っていようとも、僕ら親子にとっては、「一緒に挑戦すること自体が、すでに夢実現」なのだから。

そんなタイミングで、まるで神様が用意してくれたシナリオのように、ある日見つけたブログ記事
実録!!!!!!!! 48時間でバーチャルユーチューバーになった男

僕はこれを、むさぼりつくように読んだ。
当時、僕はパソコンすら持っていなかった。
キーボードにも、8年以上触ってないほど、こういった技術からはかけ離れた人間だった。

それでも、上記のブログ記事は、そんな僕にも、十分勇気を与えてくれた。
「できる。これなら、絶対に俺でもできる。」


そして突入したGW。

娘たちと合流する一日前から僕は連休を取り、久しぶりに一人で実家に帰った。
理由はもちろん、以前使っていたパソコンを取りにいくため。

しかし、ストーリーは、そう簡単には進まない。

突然帰ってきた息子に驚く両親を尻目に、過去の自分の部屋で10年前に買ったパソコンの電源を入れるが

「ピーーーーーーーーーーー」

訳のわからない機会音が流れるだけで、まったく起動しない。

すぐに諦めて、スマホでパソコンを探し始める。

パソコンを使う目的はただひとつ
バーチャルYouTuberとして活動する」

そのために必要なスペックを、まずは徹底的に調べる。

・どうやら、ゲーミングPCというのが好ましいらしい

・ただし、3Dでなく2Dで、しかもVR空間で遊ぶのではなく、YouTubeで配信するだけなら、そこまでのスペックは必要なく、ノートパソコンでも十分

・もっとも重要なのは、CPU(Core i7以上が理想)、メモリー(できれば8GB以上)、SSDが入っていること
それとGeforceなんちゃらがあると、グラフィックがきれい、らしい


まったく何のことかさっぱりだったので、そのまま丸暗記した。

そして、なるべく安くて高スペックの中古PCを探す。
なぜなら、これは娘のための一大プロジェクトだから、娘が自分でやりたいと言えば、そのままPCをプレゼントしたいし、より高みを望むなら、何十万のゲーミングPCだろうと買ってあげたい。

そして、もし仮に、本人がすぐに飽きて投げ出してしまったとしても、それを決して責めるような事はしたくない。

そのためにも、初期投資はなるべく抑えて、5万円以内。
探せば、十分いくらでもあった。(ポイントは、有名なメーカーや家電量販店で見かけるものではなく、DellやMouse、Lenovoなど、僕らドシロウトがほとんど聞いたことのないブランドに焦点を絞ること)

そして、即注文

しかぁーーしっ

知らなかった、連休中は、発送どころか、注文の受付すらしてくれない。(冷静に考えれば当たり前)

仕方なく、注文を入れたまま、今できることに集中する。

「よし、パソコンがないなら、パソコンが届いた時にすぐに作業ができるように、作業工程をすべて暗記しよう」

それから、毎日何十回と上記のブログを見ては、わからない専門用語などを検索して覚えた。

おかげで、だいぶ目処が見えてきたのもあり、娘と「どんな活動していこうか」など、現実味を帯びたやりとりをすることができた。

まだ連絡手段がママ経由だったため、「キャラのデザインや、VTuberの名前が決まったら教えてって伝えて」とラインする。

すると即答
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思わず、スマホを握り締めてガッツポーズな僕。

すると今度は、娘から連打
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そこで
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すると
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というわけで、なかば強引に、一緒にデビューすることになった、あいかパパですドーモ。


連休中は大事な家族の時間なので、娘ともいっぱい遊んだ。
その裏で、気遣いで優しい娘に気づかれないよう、移動中や娘が起きる前の早朝、ガムシャラになって学習した。


そして、連休は終わり、またそれぞれ、離れ離れの地に戻っていく。
しかし、今回は、いつもの寂しい別れと違う。

なにか、今まで感じたこともないような希望を、自然と味わっていた。
なんだか、去っていく娘の顔も、いつもより明るかったような気がした。

そうそう、帰り際に、娘に僕の以前使っていた機種変前のスマホを渡す。
これからは、直接二人で作戦会議ができるようにと。

すると帰りの移動中に、すぐメッセージが届く。
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そう。すでに、「あいか」は誕生していた。彼女の中に。

その日から、具体的なイメージ画像などがどんどん届く。
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ちなみに、連休中に、直接見せてもらった、漢字練習帳の最後のページに描いてあったのが、これ
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さらに、パパのキャラも
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そして、PCが届く。

しかし、仕事がある平日に作業を開始するのはよくない。
きっと、始めてしまったら、いろんな意味で、後戻りできなくなる。

そう感じた僕は、週末までPCを起動させるのを我慢し、そのかわりに、娘との「活動について」の議論を深めていく。


そんなこんなで、ついに訪れた決戦の日
週末に一気に作業を進め、投稿したのがこちらの初動画
www.youtube.com

当初の予定と違って、父ひとり、先にデビューという形になった。

しかぁーーしっ

またもや、ストーリーは、そうやすやすとスムーズに事を運ばせない。

早速できあがったアバター動画を娘に送ると、返ってきた反応が
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実は、多少の無理が祟ったのか、この時の僕、40度近く熱があった。

娘は率直に、思ったことを素直に伝えてくれただけなのだけれど、あまりのタイミングの悪さに、パパ大ショックでダウン。

そのまま就寝したが、なんとか初めての大仕事を無事最後まで終わらすことのできた達成感か、おかげで久しぶりにぐっすり眠ることができ、翌日には復活。

そして、冷静さを取り戻した僕は、こんな提案を
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すると
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ここで初めて気づいた。

そう、娘は最初から「自分で、バーチャルユーチューバーになりたい」と言っていたんだった。

僕が勝手に「あの子だけじゃ無理だから」と決めつけていただけだったんだ。

大いに反省した。
前日のあいかの言葉に確かにショックを受けたが、逆に言ってもらったことで目が覚めた。

素直に感謝できた。
そう、こどもは、いつも、いつでも、まっすぐに世界を見つめて、感じたことを表現しているだけなんだ。

オトナが、勝手に解釈を歪めているだけ。
邪魔さえしなければ、こどもは勝手に、天にも届くほど、大きな翼で羽ばたいていってくれる。

それからは、常に僕は「二人で進めるプロジェクト」という意識を持つようになった。
そして、「あいかが主役で、パパは裏方」ということも。

この意思決定は、本当に大切だったと思う。
新しいことにチャレンジするのは、いくつになっても刺激的だし、ヘタすると脳内麻薬もドバドバ出てくる。

実際、数日間不眠不休でムチャな突っ走り方したのが、デビュー当日に高熱を出すという結果をもたらしたのだろう。

娘によって、学ばされることもある。
人間、いくつになっても、謙虚さを忘れさえしなければ、さらにさらに学んでいける、成長していける。

そんなわけで、パパとあいかの関係性が、「作業員兼裏方と主役兼プロデューサー兼デザイナー兼総合監督」という形に整っていく。

事前にあいかデザイナーからいただいた図案をアバター化してみると
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はい、おっしゃるとおりです。よくぞ見抜いてくださった。
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そして、また新たな、彼女の成長と変化を目の当たりにする。
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これには、正直驚いた。

てっきり、なんだかんだいっても、自己満足で終わる程度だと思っていた。
だって、あんなにシャイだったし!
身内には見せれても、外には絶対気を許さない子だったし!

それが・・・・再生回数が増えるの 嬉しい だ と?

そうか、この子は、本当に、「バーチャル世界で、自己表現をしようとしている」のかもしれない。

ますます、彼女自身のデビューが待ち遠しくなった。
視聴者ゼロでもいい。ファンなんていなくてもいい。

だって、実の娘ではなく、「バーチャル世界に生まれた、VTuberあいか」という存在に、この僕自身が、もうすっかりメロメロだからさ。


ちなみに、どうやら彼女は、こっそり最初の挨拶とかも練習してるらしい。
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一生懸命、自分で録画した動画が、データ重すぎて送れなかったという・・・



と、まぁ こんな感じで、のんびりマイペースながらに、最高に充実した毎日を送らせていただいている「親子VTuber あいか&パパ」でした。

www.youtube.com

ここまで読んでくださったからには、ぜひ↑に訪れて、よかったらそのままチャンネル登録していってください♪



最後に

偶然ながらも、このきっかけを与えてくださった、最初の出会い
マシーナリーとも子さまには、心から感謝しております。

この記事のタイトルも、ここはてなブログを開設したのも、彼女(?)への感謝とリスペクトの証です。

ただ、あまりにも住む世界が違いそうな気がして、ご迷惑をおかけしてしまうのではと思い、まだ直接お礼を伝えてはいません

まぁ、サイボーグの彼女なら、時間は永遠ですし、きっといつか、すれ違うくらいはできるでしょう。
(実は、動画自体はちょこちょこ拝見させていただいています。専門用語が多くて難しいですが、キャラは大好きです)

追記 ご本人様に直接お礼を伝える夢も叶いました



そして、最後まで読んでくださった、あなた

本当にありがとうございま し た  っと

まだ終わりじゃねーぞっ

本当の主役、あいかちゃんのかわいさは、こんなもんじゃねーから、覚悟しとけよっ


では、次は動画でお会いしまショー♪

あいかパパでしたっ






www.youtube.com


親子VTuberあいか&パパのツイッター
twitter.com