似て非なる感覚を区別することで本心からの願望が明確になる
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
あなたが本当に望むものと、ないと不安になってしまうものは違います
ないと不安なものをいくら集めても幸せにはなれません
お金、友人、情報
本来は「あれば嬉しい」はずのものが「ないと不安」に入れ替わってる時点で何かおかしいと気づきましょう
知らず知らずに感情に飲み込まれないよう注意しよう
というお話ですが、普段からこちらで紹介している感情のメカニズムについて
「自分の心と向き合って感情をしっかり味わってあげることでクリアし、思考をニュートラルな状態にすると世の中が偏りなくありのままに見えます。
そうしたら自分が選ぶべき最適解が見えてきますよ」というお話をしていますが
今回はそれをもう少し具体的に解説していきます。
僕自身がこうやって心の内面やメンタルについて勉強したり様々なトレーニングを受けたり、自ら実践していく中で、すごく大切にしていることがあるんですね。
以前メンターから教わった事なんですけど、「区別する」ってことなんですよ。
私達の頭の中や心の中には形のないモノがたくさんあって、感情だったり思考というのはほっとくとごちゃ混ぜになってしまい、区別ができない、整理できない状態になってしまうんですね。
その整理できてない状態を人は混乱と呼んだり、うやむやで曖昧になってるから自分の手に負えなくなっちゃってる。
だから解決できない、もうお手上げだ!となってしまうんですね。
でも、何事もうまくこなす人っていうのは、頭の中で思考や感情が整理されていて、きちんと区別ができてる状態なんですよ。
自らのコントロール下にきちんと収まってる、というか。
例えば、心の中のメンタルの問題、「自分は今どんな感情になっているか、今どういう状況になっているか」というのを区別できてる人が、自分との向き合い方も他人との付き合い方も上手な人なんですね。
「今こうなっている…ということは、あの時のあれと同じだ!」とかって整理や区別ができていて
まるで頭や心の中に棚があり、自分の中のあれこれがきちんとカテゴリー別に整理整頓されてる状態。
「過去の記憶」と「今の現状」を照らし合わせることができる、きちんと区別できている。
(多くの人が区別できてないからこそ過去の感情に引っ張られてトラウマや苦手意識を感じたりします)
この区別っていうキーワード、ものすごく大事なんですよ。
僕もこの「区別の重要性」をメンタルトレーニング業界で初めて教わったんですが、僕が元々持っていたオリジナルの感覚でいうと、「似て非なり」って表現に近いんですよね。
僕は昔からこの「似て非なり」って感覚にすごくこだわるようにしてたので。
世の中のありとあらゆること、特に心をメインテーマとすると「似て非なり」って部分がすごく多いんですよ。
「この感じ…あの時のあれに似てるけど、ちょっと違うなぁ…」って感覚をしっかりと区別していく。
何故ならきちんと区別できなければ、人に説明することもできないし、相談された時に答えられないから。
そのためには、自分が常に実践してないといけないんですよね。
これって、勉強してるだけ、頭だけで知識を集めてるだけ人には絶対にできないんです。
今の時代、インターネットで自分の名前や個人情報を出さずに何でも発言できる世界ですよね。
SNSでも色んな人が知識武装し、知ったかぶってあれこれ話したりしてますけど、本当に経験を積んできた人、日々実践を積んでる人って、この「似て非なり」を見抜く力があるんですよ。
全部自分で経験してきてるからね。
頭だけで理解してる人、勉強だけで、机上の空論だけで語ってる人は、この実体験に伴うような繊細な区別ができない。
だからこそ、区別ってすごく大事なんですよね。
今回のテーマにお話を戻すと、「あなたが本当に望んでいるもの」なのか「望んでいると思ってるけど実は心配や孤独という感情に引っ張られ、ないと不安になってるだけ」なのか
この「ないと不安」という感情から生まれてる欲求なのか、本心からの願望、つまり自分の夢や理想に繋がる想いなのか、っていう区別をしっかりつけることで、解決策や自分が今後すべき行動っていうのが全然変わってきたりするんです。
あなたが本音、本心から望んでいるものを叶える、もしくは手に入れるんだったら、自分の夢を追いかけるってのと同義なので
それだったらいくらでも、自分のやりたいようにチャレンジしたらいいんです。
それを僕は、夢実現って呼んでるんです。
そっちに進むために「自分だけの好き、楽しいを追求しましょう」ってお話をしてるんですけど、「ないと不安だから、どうしても手に入れたい」ってのはそれとは全然違うんですよ。
こっちは、ネガティブな感情に引っ張られているだけで、「ないと不安」と思い込んでるけど「別に本心から望んでるものじゃない」んですね。
ここを勘違いしてるから、本心が望んでるものじゃないのに「ないと不安」だからお金が欲しい、「ないと不安」だから友達が欲しい、「ないと不安」だから情報をもっと集めなきゃいけない、って思い込んでる。
これらの願望に対して、人は頑張れません。
だって、自分が本心から望んでないんだから。
モチベーションが続かない、頑張れない、やる気が出ない、ってのは全部ここに共通してるんですよ。
単に、本心から望んでないんです。
本当にやりたいこと、本当に自分が叶えたい夢ってのが見つかっちゃった人は、もう誰が何と言おうと止まらないんですね。
「やる気が出る出ない」「モチベーションが上がる下がる」とかそういう問題、そういう次元の話じゃなくて、趣味や生き甲斐と同じだから、やっていないと気が済まない状態。
プラモデルに夢中な人、漫画に夢中な人、ゲームに夢中な人と同じ。
ようは、子供と一緒なんですよ。
童心に返った状態で、遊んでるのが楽しくて仕方ないから、「もうご飯だから帰ってらっしゃい」と親が言ったとしても、学校の先生が「宿題せずに遊んでるんじゃない」なんて叱ろうが何しようが、楽しいから延々とやっちゃう
っていうのが、本来の「本心から望むもの」なんです。
でもそうじゃなくて、「やんなきゃいけない」と思い込んでて、勉強したりお金をかき集めたり友達を作らなきゃと焦ってる状態って、「本当はこんなこと望んでない」と心は知ってるんです。
でも、脳は騙されてて気づいてないんです。
これはもちろん、自分が自分を騙してるんですけどね。
脳が騙されてて、不安や孤独な感情に乗っ取られた思考がそれを求めようとさせてるので、やる気なんて出る訳がないんですよ。
自分の内側で、頭と心で矛盾が生じてるんだから。
なので、まずは区別すること。
本当に望んでるのか、それとも望んでるように思い込まされてるのか
思い込まされてるとしたら自分が自分にやってることで、それはいつも説明しているように感情が思考を乗っ取っちゃってる状態。
だからこそ、その大本となる感情をクリアしてあげなきゃいけない。
なので、自分の心と向き合ってあげる。
そして、思考を一旦止める。
何故かと言うと、バグっちゃってる思考だから。
感情に飲まれちゃって、完全に占拠されちゃってる、占領されちゃってるから。
頭の中が不安や恐怖、心配や孤独、怒りなどに占拠されちゃってる状態では、どうしたってバグっちゃってるから手に負えないんですよ。
だから、一旦全て止める。
そして、深呼吸して、意識を下の方に降ろしていき、浮かび上がってくる感情それ自体を味わってあげる、本心が何を感じてるかしっかりと向き合ってあげる。
そうすると、感情がクリアになります。
感情が抜けた状態で、偏った解釈が一旦ストップします。
そうすると、改めてニュートラルな状態で自分が世界を見ることができる。
特に焦りもない、不安もない、この状態で「この平和な世界で私は何をさらに手に入れたい?」と自問自答してみると
「いや…特にこれ以上、お金とか友達とか気にしないかなぁ…」ってなるんですよ。
そこで初めて、自分の本当にやりたいことが見えてくるんです。
なので、まずは自分の感情と向き合う、これはいつも言ってますね。
そのためのきっかけ、ヒントとして「区別する」っていうキーワードを今回ご紹介してみたので、ピンと来た人は是非自分の普段の生活に取り入れてみてください。
これ、すごく便利なので、「区別する」そして「似て非なり」って感覚を意識し始めてみてください。
色んなことが違う風に見えてきて、きっと違う景色が見えてくれば攻略もしやすくなると思います。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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