心の動きを観察してコミュニケーションを上達させるコツ
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
自分の心理が把握できると人も理解しやすいのでコミュニケーションも楽になります
どんなタイミングだと自分は話を素直に聞けるか、嬉しいと感じるか、逆にどんな時は心も耳も閉ざすか
それを相手にも当てはめたら良いだけ
人が苦手な方ほど自分の心を無視しがち
きちんと向き合う練習をしましょう
ということで、普段から「自分の心と向き合いましょう」というメッセージを投げかけているんですが、これは僕自身が確信を持っているからなんですね。
僕の中で様々な場面で本当に役に立つ、全ての答えがここに集約されてる、「心と向き合う」ことがありとあらゆる問題を解決するためのヒントや答えに直結する方法論だと感じているので
何に関しても「心と向き合いましょう」「自分自身と相談しましょう」とお伝えしてるんですね。
で、今回の内容ですが、コミュニケーションスキルをアップさせたり人間関係を良好にしていくためのヒントとしても、やっぱり「自分の心と向き合ってみましょう」っていうのがすごくお勧めですよというお話ですね。
自分の心がどう動いているのか、ということに無関心な人って実は結構多いんですよね。
僕はすごく繊細で色んなことが気になっちゃうタイプだったので、いつも自分の心の中を観察する習慣が元々あったんですが
自分の心に無頓着な人はやっぱり他人の心の動きにも無頓着な傾向がある。
例えば、よく世間で「メンタルが強い」と言われてる人がいますよね。
そんな人は「周りの人がなんだかんだ言うことを全然気にしない」ってイメージがあるかもしれないですが
もちろんそういう人もいるでしょうけど、中には人の心の動きに無頓着すぎる、という良くないパターンもある訳ですよ。
そんな人は自分の心の動きにもやっぱり無頓着で、それって「メンタルが強い」なんて褒め言葉のような表現にあぐらをかいていたら、絶対うまくいかないんです。
何故かというと、無頓着ってことはもしかしたら、自分の発言が相手を傷つけてるかもしれない、誰かに嫌な思いをさせてるのかもしれない、ということに全く関心がないということなので
そんな人、うまくいくはずがないじゃないですか。
どんどん孤立していき、どんどん自分の味方がいなくなってしまうというのは明らかでしょう。
そう考えると、繊細と無頓着、メンタル強い人と弱い人、どちらが絶対に正解、とは言い切れない。
僕は逆に繊細すぎて色んなことが気になっちゃうから、自分の心も他人の心も気になり過ぎちゃうことによって精神的に病みがちだった時期もあるんですけど
どっちに針が振れてしまっても良くない。
何事も極端過ぎるのは良くなくて、ちょうどいいのはやっぱりニュートラル、真ん中の状態なんですよね。
そう考えると、自分の心や他人の心を無視するのは決して良いことではなく、だからと言って気にし過ぎも良くない。
きちんとニュートラルな状態で、自分の心の中がどうなっているのかを普段から観察する。
気にするっていうよりも、「観察する」っていう視点がお勧めです。
これはすごく似て非なりなんですが、ここを意識するだけで大分変わります。
僕はいつもあれこれ気になっちゃうタイプだったんだけど、「気にする」と「観察する」では全然違っていて
「観察する」っていうのは客観視してる状態。
ようは、理科の実験観察や植物の観察、小学校の時に朝顔の観察とかあったじゃないですか、それと同じ。
「今どうなってるのかな?」って興味関心で観察する、ただそれだけなんですよ。
悪いところを見つけようなんて思ってない。
攻めようとも思ってない。
朝顔の芽がまだ小さいからって「こんなに小さいなんて駄目だ」とは思わないじゃないですか?
観察するってのは「まだ小さいなー。なんでだろう?」とか「もっと栄養をあげた方がいいのかな?もっと水をあげた方がいいのかな?」とか、ただそれだけなんですね。
善いも悪いもない、ただそこに在るものを、そのままの形で、ありのまま受け入れて観察する。
気にし過ぎる訳じゃなく、無視し過ぎる訳でもなく、ただ観察する。
それを自分の心にも当てはめてあげるんですよ。
「自分の心は、今どんな感じになっているのかな?」
例えば、ミーティングや授業中に「私が今人の話を聞けてないのは何故だろう?何故心を閉ざしてるんだろう?何故集中力がないんだろう?」と自分の心、自分自身を観察してみるんですよ。
一切責めずに、「なんでだろう?あ、眠いからか!」とか「退屈してるからか!」とか「あ、イライラしてるのか!」とか、自分自身をありのまま観察する。
そして、余裕があれば分析する。
そういう習慣を身に付けていくんですね。
そうすると、「どんな時に自分には相手のメッセージが届きやすいのか」っていうタイミングが見えてきます。
心身が健康で、睡眠をしっかりとった上で、相手のことに興味があったり、好意を持っていたり、すごく楽しい気分になっていたり
そんな時は、不思議と相手の話がどんどん入ってくる。
「あ、今私は心を開いてる状態なんだ!相手を信頼してる状態なんだ!」っていう自分自身の心の状態を観察して
「なるほど!こういう状態だと私は人の話を聞きやすいのか!相手に心を開きやすいのか!」
「ということは、視点を逆にして、相手が私に好意を向けてくれてる時、私を信頼してくれてる状態で私が話せば、私のメッセージが届きやすいのか!私のお願い事が通りやすいのか!なるほどなるほど」と全体像が見えてくるじゃないですか。
これがコミュニケーションなんですよ。
自分の心がどうなってるかが分かると、相手の心にどう働きかけたらいいかが分かる。
コミュニケーションが苦手な人、対人関係が苦手な人は、どっちも無関心な場合が多くて
自分の心がどうなってるかを観察するんじゃなくて、一方的に否定したり、怖くて蓋をしたり、自分自身にも心を閉ざしてるような感じなんですね。
心の声に「知らない!知らない!聞きたくない!聞きたくない!」って耳をふさいでる状態。
これだと、どう頑張ってもコミュニケーションはうまくいかない、人間関係もうまくいかないですよね。
自分の心に蓋をして、耳をふさいじゃってるから、相手の心の状態に一切関係なく、自分の言いたいことだけを話してしまったり。
それはあなたが悪いとか、誰かのせいでそうなってしまったとかじゃなくて、ちゃんと「観察できてない」だけ。
そこをきちんと観察し、問題点を見定め、ここを改善するべきだなってポイントが見えたら改善すればいい。
どうしても改善できないとしたら、それは冷静に観察するという視点ではなく、責める、裁く視点で判断してるから。
もし自分自身に心を閉ざし、「怖い怖い怖い怖い」となってしまってるんだったら、コミュニケーションスキルを学ぶとか対人関係を良くするとか外側に意識を向ける以前に、内側と向き合わなきゃいけない。
で、その心の課題、自分の内側と向き合うっていうのも、責めずに裁かずに「観察する」という視点に繋がるんです。
いつもお話ししているように、自分の心と向き合い、しっかりと感情を味わい、本音の本心の声を聞いてあげる練習をまずは始めないといけない訳です。
何にしたって、スタートは全部「自分の心と向き合う」ってところから始まるし、そこで自分の課題も見えてくる。
まず何をすべきなのか?
自分のスキルを磨くとか人との関わり方を改善するとか以前に、自分の心と向き合って、本当に大切な部分、本当に改善しなきゃいけない問題点、先にクリアしなきゃいけないポイントっていうのを見つけなきゃいけない。
何よりも、そこに一日も早くアプローチしなきゃいけないかもしれない。
なので、全部ひっくるめて、やっぱり「まずは心と向き合いましょう、自分の本心の声を聞いてみましょう、そのために練習を始めましょう」っていうことを引き続きお伝えしていきたいので、ピンと来た方はぜひ実践してみてください。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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