「今のままでもいい」と自分に許可を出すことが全てのスタート
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
人と争うのは辛いだけなのに分かってても辞められないのは「そうやって必死に心を守ってきた証拠」なので、あなたに罪はありません
まず過去の自分を許す
すると今の自分も許せるようになる
そしたら自分の未来にも許可が出せて、全く新しい道を選べます
人生はいつでも何度でもやり直せるから面白い
ということですが、僕自身が本当に何度も何度も挫折を味わい、たくさん失敗して、それでも諦めたくなくて、というジェットコースターのような山あり谷ありの人生を送ってきたんですね。
本当に若い頃からずっとイライラカリカリしてたし、とにかく「このままじゃダメなんだ!負けたくない!」って気持ちが強かったんですけど
その裏には「このままでいい訳がないんだ」って思い込み、自分に対する怒りみたいなのが強かったように記憶してます。
それは一体何故なのか、自分でも当時そういう精神状態、そういうモードに入り込んじゃってる時って分からないんですよ。
何故自分がそんな風に、常に駆り立てられてるのか?常に焦っているのか?
何故そんなに不安なのか?怒りが溜まってるのか?
本人はさっぱり分からない。
だけど、心理の勉強をしたり、メンタルトレーニングを受けたり、内観法で自分自身と向き合たりと、僕がいつもお話しさせて頂いてるような手法を取り入れることで、少しずつ自分の心の中を覗く習慣を身につけ始めたんですね。
そしたら、段々と気づいてきたのが「自分に許可が出せてない」っていう状態
これがもう本当に原点というか、一番中心にあることが分かったんですよ。
何故このままじゃいけない!どうにかしなきゃいけない!努力と根性で突っ走るしかない!という発想になるのか
その発想はどこから生まれるのか
と探っていくと、自己否定に辿り着く。
「このままじゃ私はダメなんです」って強烈に思い込んでるんですよね。
あまりにもそれが当たり前になり過ぎてて、物心ついた時からずーっとこの状態なので、その原点、その起源と言うか、「何故自分をそんなにも許せなくなったんだろう?このままでいけないんだって思い始めたんだろう?」っていうのを、ほとんどの人が分からないと思うんですよ。
だけど、これをしっかり自分の心と向き合っていき、そもそもそんなこと思う必要ないはずじゃないですか?と自問自答してみる。
自分という存在は、この世に生まれてきただけでも奇跡的なんだから
生きているって時点で、有難いこと、感謝することなんだから
本来そう感じていいはずなのに、それだけの価値があると思っていいはずなのに、そう言ってくださる方々もいるのにも関わらず、自分では決してそんな風には思えない。
これは何故なんだろう?って深掘りしていくと、ほとんどのケースが小さい頃の体験に由来するんです。
幼少期の自分というのは、良い意味でも悪い意味でも周りの大人達、特に実の親から受ける影響がものすごく強いんですよ。
幼少期の頃っていうのは、分別がつかないですから、まだ広い世界、広い社会を見たことがないから
目の前にいる親からのメッセージというのが、その後の人生を左右するほど強烈なインパクトになるんです。
「あ、これがこの世界のルールなんだ」っていう、まるで神からの啓示じゃないですけど、大袈裟な表現をするとそれぐらい強烈なものとしてインプットされる。
だって、他をまだ聞いたことがないから。
強烈なメッセージとして、植えつけられる、刷り込まれていくんですよ。
親にはもちろん悪気はないと思いますし、しつけの一環として「こうやって言わないとこの子には伝わらないだろうな」って思いもあってのことだとは思うんですが
「そんな事やってたらダメだよ!静かにしなきゃダメだよ!今はこれをしなさい!他の事しちゃいけません!」
それらは本来、その子を良い方へ、明るい未来へ導こうと、周りの大人達が愛情や親切心からやっていたはずなんだけど
その、「明るい未来」とか「こうあるべき」といった理想のモデル、理想のケースが果たしてどういう状態なのか、分別が全くつかない状態の子供の心には何がインプットされるかと言うと
今の、この状態の私、自然に振る舞ってる私は「いけない状態」なんだ、と解釈されるんです。
別に悪いことをしようと思ってた訳でもなく、素の状態で、自然体で、ただ面白そうだからゲームをしていた、おもちゃで夢中に遊んでいた、ただそれだけなのに
自分が決めたルールじゃない、外側の、大人が決めたルール、社会が決めたルールに突然縛られ出す。
「この時間になったらこれをしなさい」とか「この場所へお出かけしたらこう振る舞いなさい」、「ここではこういう風に装いなさい」
静かにしろとか、大人しくしてなさいとか
ルールがまだ分からないうちから強制される。
社会のルールが分からないからこそ、大人はひとつずつ丁寧にしつけようとするんだとは思うんですが
子供からしたら、それが果たして「ルールを教わってるのか」「自然体の自分が行動する、反応する、自らの考えで表現する、ってこと自体を否定されてるのか」、区別がつかないんですよ。
理想的な教育、理想的な子育ての事例では、常に「キミのことを否定している訳じゃないよ。キミが悪い訳じゃないよ。でも、今ここでは、こうするといいと思うんだけど?」といった提案型や
相手を必ず承認し、心が安定してることをまず確かめ、心が開いてる状態を確かめてからメッセージを伝える、しつけをしていくっていう承認型などが良いとされてるんですね。
僕もそれらを勉強をし、トレーニングを受けて、ようやく「なるほど、こういうことなんだ」ってしっかり学んでいったからこそ、少しずつ出来るようになっていったんですが
ほとんどの人が、子育ても教育もやったことがない、未経験のまま子の親になる、未経験のまま大人になって面倒を見る立場になる。
未経験のまま、自分が受けてきたのと逆の立場、伝える立場、教える立場になった時に、そんな些細なこと、そんな小さなことで、まさかこの子の心に強烈なメッセージとして自分が投げかけた言葉が刷り込まれ
強烈なメッセージとして、自己否定感を生んでしまうなんて、まさか思いもしないんですよ。
だけど、自分は小さい頃、実際にそれらを食らっていたんですよ。
自己否定に繋がるようなメッセージを、少しずつ、少しずつ
最初は違和感あったけど、段々それが当たり前になって、気づいたら自分から「そうあるべきだ」って思い込むようになって
次第に人から言われたことを自分の頭の中で反復するようになって、自己洗脳のように、自己否定感を積み上げていき
「このままの私じゃいけないんだ」って思い込むようになってしまう。
誰かが言う正解に従うのが正しいんだ
自分が思った通りにやってしまってはいけないんだ
自分が感じた通りに行動してしまってはいけないんだ
って思い込むようになる。
最初の自己否定、最初の「私はこのままではいけないはず」という偏った発想が植え付けられちゃうんです。
で、ここから、この原点の歪んだ心理から派生して、全てが偏ったアウトプットになってしまう、偏った発想になってしまう。
何から何まで「このままでいけない気がする」と、今のあなたは思っていませんか?
それって、「このままの私でいい訳ないよね、そんなの許してくれ人がいる訳ないよね」っていう勘違いの偏った思い込みなんです。
なので、まずそうやって自分が偏ったインプットを自分の中でし続けている、自分が反復し続けたせいでそれが当たり前になってしまってる
自分で自己否定感を強くしている、自己洗脳しちゃってるという事実に気づくこと
これが全てのスタートです。
本当は、そのままのあなたでいいんです。
もちろん、足りない部分があるんだったら勉強する必要があるかもしれない。
それが必要で、しかも自分が本当にやりたいことなんだったら、スキルアップするために練習やトレーニング、チャレンジをする必要があるかもしれない。
時には努力する必要があるかもしれない。
だけど、それは一度置いといて、まず最初に大切なのは
あなたは何も悪くない、あなたに罪はない、という認識。
「あなたという存在がいけない、間違ってると言われてた訳じゃないんだ」っていう勘違い、ここを見直す必要があります。
ここを見直せたら、自分は何もない状態でも、今のゼロのままでも、許されるんだって自己承認できる。
そこでようやく、自分に許可が出せるんです。
自分に許可を出す、っていうのが一番最初のスタート
ここがゼロ地点で、ここからようやく一歩を踏み出せるんです。
このゼロ状態っていうのが確立してない、自己否定してる状態は、マイナス地点なんですよ。
例えば、みんなが一斉にスタート位置から走り出してるとしたら、あなただけ数百メートルも後ろの、マイナス地点からみんなを必死に追いかけようとしてるようなもの。
だから、いつまで経っても追いつかないんです。
なので、マイナスからスタートしようとしてる、自分はマイナスだと思い込んでる自分をまずリセットする。
思い込みを外して、ゼロの状態からスタートしましょう。
つまり、今の自分を丸ごと全部許可する、過去を全部OKにする、という発想を持ってみるといいですよ、っていうお勧めでした。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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