コミュニケーションスキルは話術のうまさでなく心をくみ取る技術
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
コミュニケーションが苦手な人は相手の心を開くスキルを磨きましょう
心さえ開けたら大抵の事はうまくいきます
話術なんていりません、とにかく良い所を見つけて褒める
口の上手さもいりません、必要なのは観察力です
観察眼の鋭いオタク気質な人は得意かも知れません、毎日褒める練習をしましょう
という内容なんですが、何年か前に「バーチャルYouTuber」というものがブームになり、うちの娘がやってみたい!と言い出したのがきっかけで、僕もぬいぐるみパパとしてそちらの業界に関わらせて頂き皆さんを応援する活動を続けてきたんですね。
僕は元々そういったクリエイター活動について全く知識がなく、初めてだらけの業界でバーチャルキャラクターやバーチャルタレントをやってる人達、ファンとして応援してる人達と関わってきたんですが
よくよく聞いてみると、この界隈はニコニコ動画やボーカロイドという文化から派生してる要素がすごく強いらしく、どちらかというとオタク気質の人達が多く存在する業界だと。
僕自身そういった世界について全く知らなかった上、娘がきっかけで足を踏み入れたもので、最初は何もかもが目新しい環境だったんですね。
というのも、僕はこれまでずっと仕事人間で、起業したりスキルアップに勤しんだりが忙しくて、アニメやボカロなどのオタク文化に興味ありつつも、ずっと見逃してきてしまったんですよ。
オタクの方々のように、本気で趣味を楽しむ、自分の好きを追求するっていうことが若い頃はなかなかできなかった分、憧れる世界でもあったんですね。
そんな訳で、実際にそういう世界の人達と関わるようになり、本当に趣味に人生をかけてるような人達と知り合うことができて、たくさんの新しい刺激を頂きました。
特に驚いたのは、趣味や創作にかける熱意やスキルの高さ。
動画編集にしても作曲にしてもイラストを描くにしても、全く無名の、表では一切活躍してない人でも、非常に高いレベルの技術を持っていたり
そんな逸材がたくさんいらっしゃって、当時は毎日のように「すごいなぁ…才能の原石がゴロゴロしてる…」って感動したのを今でも鮮明に覚えています。
それほど、ネットのオタク界隈に集う人達の世界っていうのは本当に知れば知るほど奥深いなぁというのを見せてもらってるんですね。
ただ、そこに集まる人達の傾向を見てみると、(みんながみんなじゃないけど)コミュニケーションが苦手だったり、良好な人間関係を構築していくのが苦手で
「どうしたら人とうまく関われますか」「やりとりするのが苦手なんです」という相談を受けるケースも多くて
個人的には「才能が埋もれてしまってるのには、やっぱり何かしらの理由があるんだな…」なんて感じてたんです。
どんなに素晴らしい才能でも、それを表現する、相手に伝えるっていう部分が苦手な人達だからこそ、世間に認めてもらう機会が少ないのかもしれない、と。
僕にとっては、もう本当に宝石の原石が集まってるようで、「もしかして僕らしか気づいてないの???」みたいなところが逆にワクワクしてたんですけどね。
でも、本人達はその現状に満足してる訳ではないだろうなぁとも思いまして。
そんな人達がもっと気軽にコミュニケーションスキルを身につけることができたら素敵だなと。
僕は以前、コミュニケーションスキルを教える立場でもあったので、「質問があればいくらでも答えますよ」とサポート活動を続けてきたんです。
そんな中でも、けっこう勘違いしてる人が多いなぁ…って感じたのが
「コミュニケーションとは、口のうまさや話術、トークスキルのことだと思い込んでる」部分なんですね。
でも実際には、コミュニケーションの8割9割、ほとんどの部分は「相手の心を開くか開かないか」という、一番最初のスタートで既に勝敗が決まってくるんです。
中身よりも、それ以前の心の状態が最も重要なんですよね。
相手に不快な思いをさせたり、心が閉じてしまってる状態なのに、一方的にこちらの言いたいことだけ伝えるっていうのが、まず一番やってはいけないNG行為なんですよ。
まずは、相手の心を開く。
リラックスしてもらったり、楽しい気持ちになってもらう。
その状態から、相手の言いたいことを全部聞いてあげたり、伝えたがってる部分を引き出してあげる。
それによって相手の心が満たされたり、心に余裕ができたら、その空いたスペースにこちらのメッセージを届ける。
そこまでして初めて、相手が納得してくれたり、「心に響きました、ありがとう」って感謝してくれる。
話術やら内容よりも、「相手の心が開いてるか閉じてるか」が勝負どころ
それで全てが決まると言ってもいいくらいなんですよね。
なので、トークが上手になろうとか勇気を出して人前で喋れるように練習しようっていうのは、あまりにも遠回りすぎるし
そもそも、それが向いてない人、抵抗を感じるような人は、苦手意識が強まるだけなので無理してやらない方がいいんですよ。
「楽しくないことはやらない方がいい」が僕の持論なので。
そうじゃなくて、相手の心を開くことに全集中する。
一番効果的なのは、相手の良いところを見つけて誉めてあげることですよね。
それが一番シンプルに心を開くことができますよね、相手が喜んでくれたら勝ちなんだから。
僕から見たら、例えコミュニケーションが苦手だとしても、自分の好きな事にあれだけ夢中になれるオタク気質の人達だったら
かわいいやきれいには敏感で、素敵なところを見つける観察眼は鋭いと思うんですよ。
だったら、自分に今あるスキル、今ある能力、長けている部分を活かし、自分が応援してる相手の良いところを褒めて、引き出して、伸ばしてあげる
っていうプロセスを通じてコミュニケーションの練習をした方が、明らかに効率が良いと思うんですね。
コミュニケーションの練習というと、どうしてもトークの練習と思われがちですが、そうじゃない。
良好な人間関係を構築していく練習こそが、コミュニケーションの練習。
そういう意味でも、せっかく普段から好きなアニメやアイドルを見て素敵なところを見つける感性が養われてるんだったら
それを人間関係にも活かしてみたらいかがでしょうか
っていうお話をちょこちょこと相談者の方々にさせて頂いてたので、今回も紹介させてもらいました。
参考になったと思ってくださる方がいたら、少しずつ練習してみてくださいね。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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