どうしても現実逃避しなきゃ生きていけない場合の注意点
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
心は浮かんだり沈んだりするから「正常」なんです
僕が心を壊し、完全に外界との接触を断ち、殻に閉じこもってた頃
痛みは麻痺しましたが、同時に幸せも消え去りました
「感じれる」のは宝物なんです
夜は明ける直前が一番暗いんです
何もしなくていい
今ここに存在してくれてるだけで十分ですよ
ということで、これは僕自身の過去の暗い体験を踏まえた話なんですが
僕にとっては、その「暗い」という表現すらも今となっては特にネガティブな感じは全然しないんですね。
ここでも言ってますが、浮き沈みがあって当然、明るい時もあれば暗い時もあってこそ正常ですから。
この例えは、成功法則などを勉強しているとよく出てくるんですけど、「夜は明ける直前が一番暗い」
当然ですよね。
太陽が沈んで、月が上がって、その月も沈みかけて、次の日が昇る直前
月も星もだんだん見えなくなった、朝の直前が一番暗い。
つまりは、「成功する前が一番暗いですよ。嫌なことも起こるかもしれません。だけど、それにも負けずに乗り越えていくと、スポットライトが当たりますよ」みたいな、成功哲学とかによく出てくるフレーズで
まぁ、そりゃそうだなって話なんですが。
僕も若い頃はこのメッセージに感銘を受けたこともあるんですが、この流れって「だから頑張れ!」と根性論に持っていきがちな展開でもあるんですよね。
で、僕はそもそも根性論があまり好きじゃないから、「いや、でも辛いんだったら別に頑張んなくていいじゃん」って思う人なので
夜明け前が一番暗い、だから頑張れっていうのが、僕がここで言いたいことじゃないんですよ。
ただ「それが普通だよね、当たり前だよね」っていう意味で、こういう表現をさせてもらってるんですね。
僕自身、もう15年ぐらい前ですけど、インターネットで起業して、オンラインスクールやオンラインサロンみたいなコミュニティを立ち上げたりして、そこそこ大きな規模で活動してた過去があるんです。
セミナーや講演会で全国津々浦々飛び回って、海外でもイベントして、本やDVDも発売したりして
言ってみたら、「成功してる」と有難いことに周りから評価いただいてた時期があったんですね。
当時は会社も軌道に乗ってたし、ファンの方もたくさんいてくださったので、僕も若かったから調子に乗ってたのもあると思うんだけど
まだまだ内面、人格が未熟なだったというのもあって、色んなことが重なり、やっぱり長続きはしなかったんですよ。
これも、成功法則とか成功哲学の勉強してるとよく出てくるんですが、「光が当たると影が濃くなる」っていう、まさにそんな感じで
スポットライトを浴びて、注目を浴びて、「あの人すごい!」ってみんなから羨ましがられると、当然その裏では人間の自然な心理として妬み恨みという感情も発生する。
光が当たると、影の部分が濃くなる
誹謗中傷があったり、批判されたり
味方が増えれば、必然的に敵も増える
今考えたら、それは未熟な自分が巻き起こしてた、自分に原因があったからだ、というのもよく分かるんですけど。
多くの場合、うまくいってる人は、裏でうまくいかない部分があったり、っていうお話は古今東西、世界中で言われてたりするんですよね。
僕もそういう経験をしました。
一時期は絶頂期で、30代初めぐらいかな?成功者っていう風に言っていただいたり、みんなからちやほやしていただいて、幸せだなーすごいなーって自分でも調子に乗ったりして
その後に、ガラガラーと全てが崩れていく。
僕の場合は人間関係が中心だったんですけど、だんだん居心地が悪くなって、周りの人とギクシャクするようになってしまって
僕が良かれと思って動けば動くほど、拗れていく。
みんなのために全力を尽くそうって考え方ではあったんだけど、そこにも自分のエゴやトゲトゲした感情が出てしまって
いろんな人から反発を食らって、「それはおかしいんじゃないか!」と味方だった人達ともコミュニケーションがうまくいかなくなる時期が来て
で、もともと(いつも言ってますが)僕は心が強い方じゃないので、あっという間に全てが崩れてしまった、と。
一生懸命皆さんが御輿を担いでくださって上まで登り詰めた立場だったから、自分でも頑張らなきゃって必死で足掻いたんだけど
もともと本来の僕が、メンタルは強くないし、全然ヘニョヘニョのままなのに、周りからすごい!すごい!って言われるから、何とか期待に答えなきゃ!って思いだけでやってて
という状況がピークに達した時に、僕の中の何かがプッツンと切れて、心が壊れちゃったんですよね。
で、もう頑張れない…って心が完全に壊れて、人と会うのが怖くなって、会社をたたんで、引きこもってしまった。
外から見たら何も失敗してなかった、借金も抱えてなかったし、全てが順調だった、かのように映ったかもしれないけど
僕自身が、心が保てなくなって、全部を終わりにして、インターネット上の人間関係もリアルの交流も全て遮断して、家族ともほとんど口を利かなくなって
殻に閉じこもってしまった。
その後、メンタルクリニックのお世話になったり、って言う、本当に心が病んじゃった時期があるんですよ。
どん底まで落ちて、築き上げたものが全部ゼロに帰ってしまった、という
ようは、完全な現実逃避に走ってしまったんですね。
一時期は心のケアとかカウンセリングをやってた本人がそんな風になったのか、と揶揄されたこともあったし、現実逃避してる間も辛いことは色々ありましたけど
僕自身は、自分に「とにかく生きてることが一番大事だから」と言い聞かせて、何とかやり過ごしてたんですよ。
早まったことをして、家族を心配させる、娘を悲しませることだけは、一番やっちゃいけないと思ってたから
とにかく今は生きよう、何もかもがしんどいけど、辛いけど、とにかく生きよう、と決めて
心をあえて麻痺させて、現実逃避してたんですね。
リアルに、ぐちゃぐちゃドロドロの傷ついた心を、そのままストレートに受け入れてたら、多分その時に自分を終わらすことを選んでしまってたので。
その最悪な結論からとりあえず逃避するために、今は一旦殻に閉じこもっておこう
と、自分で判断して、自分で現実逃避を選んだ
っていう記憶を、今でも鮮明に覚えてるんですね。
その時に、心の痛みを自ら麻痺させたから、痛みは感じなくなったけど、同時に嬉しいことも幸せって感覚も何もなくなって、完全に無の状態で麻痺してしまった、というのを未だに強烈に覚えてるんですよ。
「あぁ、こういう仕組みなんだぁ…」って。
心ってやっぱり、痛みを感じれるからこそ、嬉しい、幸せ、ありがとうも全部感じられる。
痛いとか辛いとかを感じなくさせると、同時に嬉しいも何も感じなくなるんだ…っていうのをはっきりと体験できたのは、僕にとってすごく貴重な経験だったんですね。
だから、「感じれるのは宝物」なんです。
暗くなる時もある、落ち込む時もある、人生がどうしたってうまくいかないこともある、足掻くこともあるかもしれないけど
足掻きたいんだったら、足掻けばいい
だけど、もうそれ以上頑張らなくてもいい
とにかく生きてればいい、ってのが僕の結論で
無理はしなくてもいい
とにかく「明けない夜はない」
って、よく言われる言葉ですけど、本当にそういう感じで。
で、そういう言葉にすがらなくてもいいと思うんですよ。
心が弱ってる時期は、さまよってると色んないい話を見つけます、成功法則とか勉強してると何だか心が支えられてるような気分になったりします、僕もなってました。
だけど、そんな言葉にもすがらずに、一番の正解、一番の近道は、外の情報を全て遮断してもいいから
とにかく自分と向き合うことからは逃げない。
自分だけは自分の心の味方でい続ける。
自分の心の声は自分にしか聞こえないんだから、ずーっと聞き続ける。
外の現実が辛いなら、一時期、一時期だよ?ずっとじゃなくて一時期だったら、現実逃避もありだと僕は思うんですよ。
じゃないと、ちょっとした瞬間に「もうこの人生終わりにしまーす」って言っちゃったらジ・エンドだから。
僕がその状況に直面した時に、「だったら今は現実逃避しとこう」って判断した経験もあるから
それもいいけど、とにかく自分と向き合うことは続ける、そこは麻痺させず自分を感じ続ける。
心が動くこと、感じれることっていう状態が、本来のあるべき形なんだから
だからこそ、幸せを感じれる日がそのうち訪れるんだから
今はゆっくり休みましょう、って考え方になれたらいいと思います。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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