「メンタルが強い」のは心が麻痺してるだけの可能性大
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
心が傷つかないという人はいなくて、傷ついてない人は麻痺してるか気づいてない人です
麻痺はいつか壊れますし気づかないままだと人間関係をうまく築けない場合も多いので、そう考えると「傷つく状態」が最適だと答えが出ます
なので傷つくことから逃げるのではなく癒し方を学ぶと人生うまくいきます
これは、傷つくとか気づくとか色々ややこしくて、音声だけで聞いてるとよくわかんないと思うので、文章でもちょっと確認していただけるとわかりやすいかなと思いつつ解説していきますね。
僕がいろんなとこでお伝えさせていただいてるのは、「メンタルが強い」と世の中で言われてる状態って、実は結構危ういですよね、という話。
僕自身、これまで心の問題やメンタルヘルスについて色々学んできて、独自に調べたりカウンセラー業を実際に行いつつ現場で覚えた知識なども多いのですが
世間でいう「メンタルが強い」って、ちょっと違うんじゃないかな?と思うことがよくあったんですね。
「何を言われても全然余裕、自分は平然としてます」という人がメンタルが強くて、その状態が良いことです、って言われがちなんだけど
それって心が麻痺してるだけなんじゃないの?とか。
「人間オンチ」っていう表現を、僕がコミュニケーションスキルを学んでる時に教わったんですけど
人間オンチって部類の人、結構多くて、なかなか大変なんですよ。
メンタル強いって言われてる人の中にも、そういうパターンの方は結構いて
「それって傷ついてないとかっていうよりも…逆の意味でコミュニケーション下手なんじゃない?」とか
「ちょっとピントがずれてない?」とか
「ただ鈍感なだけ、感受性が鈍ってるんじゃない?」とか
「あまりにも他人に興味がなさすぎて、中身が色々ずれてません?あなた」みたいな人もいるんですよ。
なので、一概に「メンタルが強い」っていうのが素晴らしいことかといったら、危うい部分もすごくあって
だから僕は、メンタルを強くしようとは決して言わないようにしてるし、自分もメンタルは全然強くないし、強くなりたいとも思わないんですよ。
で、よく僕がお話しするのは、「落ち込んだり傷ついたりするっていうのは、心がきちんと機能してるっていう事なんですよ」と。
で、逆に心が全く傷つかない状態、カッチカチな状態っていうのは、機能しなくなってるっていう状態なので
それって、壊れる一歩手前、もしくはそれと近いじゃないですか、感覚的に。
僕自身も以前、必死になって心が感じるのを無理矢理押し殺した状態で働いてたら、ストレスが爆発して心が壊れて、メンタルクリニックのお世話になった経験もあるので
それがどれほどやばいことか、よく理解してるんですね。
心が機能しないっていうのを、そのまま良いことだと思い込んでるって、すごくリスキーなんです。
逆に、私は傷つきやすいんです、ネガティブなんです、モチベーションが続かないんです、っていう方が、心がビビッドに、活き活きと機能している状態だから
否定すべきではなく、逆にその状態こそが健康で、自然な状態だと再認識すべきなんです。
伝わりますかね?
心が動かなくなっちゃうのが一番危なくて、それを気づかずにほっとくのが一番リスキーなことなので
心がちゃんと悲しんでる、ちゃんと落ち込んでる、ちゃんと元気な時もあれば、元気じゃない時もある
というのが健康な状態。
で、常に元気じゃない、ネガティブだっていうのは、やっぱりそれもそれで問題ありだから(当然ですが)
ちょっとストレスかかり過ぎじゃないですか?とか、ちょっともしかしたら専門家の診断が必要なんじゃないですか?って場合もなきにしもあらずで。
普通に生活してて、良い時もあるし悪い時もあるっていうのが、一番理想的な、人間として体と心が健全な状態なので
そこを勘違いしちゃいけないんですよ。
だから、常に心っていうのは浮き沈みがあって当然、それがない方が問題ですよ
っていう、この微妙な「似て非なり」の区別の部分が、今のこのストレス社会と言われてる世の中で、どんどんどんどんさじ加減がグチャグチャになってるというか
なんか、違う風になっちゃってる気がして、すごく心配になる部分でもあるんですよね。
「メンタルが強い」っていう言葉を履き違えて、どんどん人間オンチになっていったり、どんどん人の意見を聞かない人が増えてきたりすると、それはちょっと違うだろ…って思うし
傷つきやすい人が「弱い弱い」って言われてるこの風潮も、すごく怖いことだなって思っていて。
その結果、みんなが鬱になっていく社会なんて、いい訳がないじゃないですか?
だから、心が傷つくっていうのは全然悪いことでも弱い訳でもなくて
それは、傷つく理由があって傷ついてるんだから
それって、心の機能として健全な証拠。
あなたが弱いとかではないから
誰もその状況を否定しちゃいけない、と僕は思ってるんですよ。
で、こういうお話をひっくるめて、傷つく状態っていうのは全然健康な証なんですよ、とあちこちでお伝えしてるんですね。
ケガしたら血が出る、みたいなね。
血が出なかったら、逆に怖いじゃん!みたいな。
痛みっていうのは危険信号で、機能として大切な部分ですよね、人間にとって。
痛み止めとかの薬も、普段から服用するのは(体だけでなく心の面でも)良くないっていう話もあるんですけど
痛みは、感じることによって「そっか、治療しなきゃいけないんだ」とか「休まなきゃいけないんだ」「お医者さんに行かなきゃいけないんだ」って気づくためのサインじゃなですか。
痛みを感じないって、すごく怖いことなんですよ。
(気づいた時にはもう手遅れ、ってことですから)
それと同じで、心が傷つかない状態っていうのは、もしかしたら麻痺しちゃってて、やばいかもしれない
ほっといたらそのうち爆発するかもしれない、ポキッて折れちゃうかもしれない
っていうことなので、痛みを感じなくなる、無痛になる方が怖いんですよ、というのが一つ。
で、もう一つお伝えしたいのが
だったら、傷つくことから逃げたり、無理にメンタルを強化するとかって危うい方法に意識を向けるんじゃなくって
傷つくのが当然、痛い時に痛がるのは当然なんだから
逆に、それが正しい状態なんだから
傷つかないように、じゃなくて、傷つくのが日常生活、平常運転と捉える。
「傷つかないように」なんて言い出したら、最終的に引きこもりになって、心がズタボロになっちゃうから
(僕もそういう時期があったので、尚更こんな話をするんですけど)
だからこそ、自分の心との向き合い方、自分のメンタル“ケア”の方に意識を向ける。
強化や無視でなく、治癒ですね。
そのやり方も、なんなら我流でもいいんですよ。
結局は、自分の心が晴れればいいんだし、心が癒されればいいんだから。
僕は、勉強を正しくしてきたから、そういうのも引き続きお勧めしていきます。
とにかく、僕がいつも言ってるのは
自分の心、自分の本心、本音の部分と向き合ってあげる
絶対に否定しない
丸ごと受け入れてあげる
っていうのが、癒し方に直結するんですけど、その癒し方を学んだ方が、全然人生うまくいきます。
だって、嫌なことは絶対あるし、傷つくことが当然なんだから。
で、癒し方が上手になっていくと、何も怖いものがなくなる。
だって、傷ついたら、自分で癒せばいいんだから。
心のセルフトリートメント、セルフケアができるようになるのが、最も理に適った方法だと僕は思っているので
そういう風に「あ、確かにそうだな!」って納得した方から、段々と意識をそっちへ向けていくと良いと思います。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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