起業や副業は野生の世界、自分で餌を捕る意識を持とう
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
働く事に疲れて独立したがる人も多いですが、一定の給料を毎月必ず頂けるのはフリーランスという野生の世界では有り得ない魔法のような状態です
農家も収穫がある月もない月もあって当然
安定収入とは不自然なくらい恵まれた状態です
人には向き不向きがあるので、両方の良い所を得るのが賢いですよ
ということですが、副業が解禁になった会社も多いですよね。
国もそういう方向性を後押ししてますし。
大企業でも「副業することを認めます」みたいな発表があり、ここ最近は副業ブームと言われてきました。
独立起業とかも、まだ流行ってたりするのかな?
僕はもともと、自分で起業するって発想をメインに、人生の前半と言うか、学生時代から20代、30代、30代後半ぐらいまでかな?という、これまでほとんど「自分で仕事を作る、自分で会社を立ち上げる」という起業家人生を歩んできたんですね。
30代の後半ぐらいから、そういった経験は一通り満足して、「今後は会社に勤めてみよう」と思い立ち
世に言う所の大企業に勤めるとはどういう事なんだろう?サラリーマンって何なんだろう?っていう、新しい世界観を経験してみて
今は、どっちの世界(雇用する側とされる側)も両方知ってるので、またさらに数年前に転職し、本当に自分のやりたいカテゴリーのお仕事をしてます。
本当に無理せず、自分が一番楽しく、今まで経験したことを活かせて、全然ストレスのない状態でいれる職場、ポジションに転職してみて
以前の「自分が経営者でいた頃」「管理職についてた頃」の、管理しなきゃいけない、人の上に立たなきゃいけない、責任を負わなきゃいけない、という立場からも卒業し
今が最も、人生で一番お気楽極楽な状態
何も考えないで、ただ自分の得意な分野で、得意なことを頑張りもせずに自然体で行っているだけで、お客様や職場の人達が喜んでくれる。
無理しない自然体の僕を評価してくださり、お給料も勝手に(って言ったら変ですけど)いただける状態
っていう現状が、今までで一番自由だなぁ、と納得して、満足しているんです。
そんな、どちらの世界も一通り見てきて、どちらでも自分が満足いく成果を上げた経験も(もちろん山ほど苦労した経験も)ある僕から言わせていただくと
今の副業ブームや、正社員だろうと何だろうと給料が上がるとは限らず、終身雇用なんてもうとっくになくなって、という変化の時代において、「誰にでも起業をおすすめする」とは、僕は全然思えなくて
仕事をゼロから作る、自分の事業を興すって、本当に向き不向きがあると思うんですよね。
会社に勤めていて、窮屈だから、退屈だからって理由で脱サラを検討する方もいますけど(もちろんブラック企業だったら、さっさと辞めて転職した方がいいと思いますが)
なんか、「自分で起業する、個人で仕事をする」っていう、起業じゃなくてもフリーランスとかの方が自由が多い→だからそっちの方が良い、と勘違いしてる人も多いですけど、それも向き不向き。
確かに、自由は多いんだけど、「その自由が恐怖に変わる」ってパターンの人もたくさん見てきました。
僕はよく「野生のフィールド」って表現するんですけど、僕自身がこれまで会社に雇用されたことがなかったから、ずっと野生のフィールドで、自分で仕事を取ってくる、餌を取ってくる、って野生動物の感覚で生きてたんですよね。
で、そんな僕にとっては、(全て自己責任の実力社会という野生のフィールドが)すごく納得のいく状態だったので、全然活き活きとやってた時期が長かったんですけど
「これも本当に向き不向きあるよなー」と、他の雇用される側のタイプの方々を見ていて感じました。
自分からお客さんの所に出向いてお仕事を取ってくるって、雇用される立場の人はまず考えたことすらないと思うんです。
もともと僕は営業職、セールス業界にも長くいたので、そこでの経験が大きかったんでしょう。
モノを直接販売する、お客様と直接やりとりをしていき商品を販売するという、「直営業」ってスタイルが全然苦じゃなかったというのもあり
逆に、もともと先生でもあり、教育業界にもいたので、「まずはコミュニケーションを大切にする」っていうのが僕にとっての自然体だったんですね。
そんな、お仕事を自分で取ってこれる、商品を自分で売ることができる、っていう僕にとっては、フリーランスや起業家という生き方が理に適っていて、自然体だったんです。
だから、決して誰にでも向いてる訳じゃない。
逆に、僕は「会社に勤める」って経験を30代中頃からかな?初めてやってみて、これまでのキャリア、経験があったので比較的大きな会社に勤めることもできて、何社か転職しながら色々見てきたんですけど
初めの頃は、本当にびっくりしたんですね。
『なぜ、同じ額の給料を、毎月いただけるのか?』
普通の勤めてる方々からしたら当たり前だと思ってることが、僕にとっては全然当たり前じゃなかったんです。
本当に初めは慣れなくて、毎月毎月、社長室へ行って、社長にお礼を言ってたんですよ。
「今月も同じ額いただけるんですか?ありがとうございます!」
「また今月もですか?本当ですか?ありがとうございます!」
って、毎回給料明細持って、言いに行ってました(笑)
嬉しいというより、違和感しかなかったんですよ。
だって、自分でお仕事してて、毎月定額の収入なんて有り得なかったもの。
僕の田舎が、元々は農家の生まれというのもあり、ちっちゃい頃から手伝ってたのも大きいんですが
収穫時期にいっぱい働いて、稲刈りして野菜をとって、それを農協やお店に卸して、ようやく一年分のお金をいただける
っていうのを、小さい頃から見てきたんですね。
うちは専業農家っていう時期はもうとっくに終わっていて、僕が生まれた頃はもう親世代は副業で農業を続けてたんです。
その前のおじいちゃんおばあちゃんの世代は農業一筋だったけど、父も母も会社に勤めたりパートをしながら、空いた時間で畑や田んぼを耕したりって状態だった。
それを僕も手伝ってたので、年に何回かは田植えや稲刈りで忙しくて、収穫の時期とかは本当に忙しくて学校行事を休んででも手伝わなきゃいけない、みたいなね。
だけど、その時に一気に収穫があり、収益が上がる(儲かるって感覚とは違いますけど)
それが、人間が自然と共存していた時代の、当たり前だったんです。
僕が起業した時も、その感覚がちっちゃい頃から身に付いてるから、当たり前なんですよ。
準備して、準備して、準備して、種を植えようにお客様を新規開拓していき、商品を開発していき、様々な市場調査をして
皆様の声を受けて、求められているサービスや商品を完成させて、提供した時、発売開始した時に、ようやく売上が上がる。
そこで、ひと月に何百万も利益が出る場合もある。
そこだけ切り取って、サラリーマンの感覚で考えたら「ひと月で何百万も手に入る」ってすごいことのように感じるかも知れないけど
それ以前の、種植えや水撒きじゃないですけど、準備してる期間は、収入ゼロですからね当然ながら。
それが当たり前なんですよ、フリーランスや起業家という野生のフィールドで生きてる人には。
だから、それを成功というのかどうか分からない、人によって解釈は違うと思いますが
自分で商売をやる、ってそういうことで
安定した収入が毎月上がるなんてまず有り得なくて、よっぽど軌道に乗せれたっていう状態ですかね(それも何年先まで続くか分かりませんし)
個人事業主や起業家のレベルだったら、収入がガーンと上がる月もあれば、全くない月もあって当然で
トータルで見て、年収いくらの世界(年俸に近いかな)
僕は「その方が当たり前」だと思ってたので、毎月毎月定額でお給料をいただけるというのが、ものすごく違和感だったのを未だに覚えてます。
で、その世界観自体も、人によって向き不向きなんですよ。
月ごとの収入額が不安定っていうのにストレスを感じるようなら、向いてないかもしれないし
「それが自然だよね」と思えるんだったら、全然アリかもしれない。
だから、副業っていう形で、まずは試してみるのが大切。
お勤めによる安定収入と、自分のやりたいことで稼ぐ収入
不安定かもしれないけど、収穫がたまにあるからモチベーションが上がる、っていうのがビギナーさんやこれからチャレンジする人には一番あってると思いますよ、というお話でした。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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