無理しない状態こそが本来あるべき自分らしい生き方
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
落ち込んでる時に無理矢理元気を出そうとして、気合や音楽などの外部刺激を使って強引にテンション上げるのは心を麻痺させる要因にもなりかねません
理由があるなら仕方ないかも知れませんが、可能なら静かに内観し心の変化を観察すると良いです
落ち込んだままでいるのも自己承認の練習になります
ということで、これは僕自身の実体験も含めた大切なメッセージなので、届ければいいなぁと思いつつ伝えさせて頂きますが
僕も若い頃は本当に無鉄砲で、成功しなきゃ!お金を稼がなきゃ!と焦っていて
そのためには、モチベーションは常に高いままキープしなきゃいけない、とかポジティブシンキングで常にプラスな発言をしなきゃいけない、って力んでました。
よく今で言うところの「意識高い系」で、もう本当に自分に鞭を打って(元々そんな性格じゃないのに)ビジネス書を読んだり、セミナーを受講したり、自ら叱咤激励をしてもらいに行ったり、と
散々「修行のような人生」を送っていましたね。
で、ホント疲れましたね…。
その結果、心が折れてしまって、うつ状態になった経験もあります。
まるでジェットコースターのように、登ったり落ちたりを何度も繰り返してきて、結局心が休まる時間はほとんどなくて。
もちろん、目標を達成し、成功したって実感が得れた時は達成感もあって、それはそれでいい経験だったんだけど
この、ずーっと頑張り続けるとか、自分は落ち込んでるのに無理矢理テンションを上げ続けるって生き方を「一生やる気にはならないよな…」ってすごく感じましたね。
「それって、本当に幸せなのか?」と言ってたら、そうじゃない気がしてきたんですよ。
経験したことがないから挑戦してみたい、見たことのない景色だから頂上を見てみたい、高みへ登ったらどんな風景が広がってるのか自分を試してみたい、という意味で若い人がチャレンジするのは全然いいと思うんです。
でも、全力疾走し続けるって、しんどくないですか?
この「人生100年時代」といわれる時代に、ずーっと頑張り続けることが正解なんて古い考え方、どうなの?
そう考えたら、やっぱり「できる時期にしかできないよね」と。
もちろん、本当にやりたいんだったら全然やったらいいと思うけど
そもそも、あなたが幸せと感じるのは、どんな時ですか?
「私は今幸せです」と、本当に自分が納得するのは、どんな時ですか?
っていうのを、僕自身ずーっと自己対話を続けてきたし、カウンセリングやコンサルティングをする側として相手にも投げかけてきた立場なので
もう、本心に嘘をつけない自分になってたんですよ。
たくさんの方々の相談に乗ったりしながら、いろいろ気づかせて頂いた部分なども含め、最終的に僕が出した答えは
やっぱり、本心から「今これにチャレンジしたい」と望むことなら、勝手にテンションが上がる、勝手にモチベーションが続く
けど、それ以外で、(本心は望んでないのに)不自然にモチベーションアップしたり、無理矢理テンションを上げる、なんて上っ面の、表面上のテクニックは自分の心にダメージを与える要因にもなる。
ちょっとずつちょっとずつ心を麻痺させたり、蝕んでいったり、気づかないところでストレスを積み上げていく、といったデメリットしかないよな、と考えるようになったんです。
一時はそれでお金を稼げるかもしれない、地位を築けるかもしれない
だけど、そうなってしまったら今度は「それ」を失うのが怖くなって、「その場」に居続けるために、さらにずーっと頑張り続けなきゃいけないじゃないですか。
それは流石にきついでしょ?
それはやっぱり心を壊しちゃうでしょ?
って僕は、実際に壊してみて、本当に痛感したんです。
そんなノリが向いてるんだったら、そもそもそういうアゲアゲなテンションとかが楽しいと感じる人だったら、そういう素質があるんでしょう。
というか、生まれ持っての性格なんでしょうね。
だったら全然構わないと思うんですけど。
やっぱり、自己実現、自分の幸せ、せっかく生まれてきた自分の人生をどう生きるか、なんて正解は自分にしか分からないんだから
「何を一番に優先するか」と問われたら、僕は、ありのままの自然体、自分らしく生きることだと思うんです。
だから、もともと無茶苦茶テンションが高い人は、毎日いつでも、おじいちゃんになってもおばあちゃんになっても、テンション高くていいと思うんですよ。
それが自然体で、無理してないんだったらね。
周りが静かでも「私ははしゃいでないといられない」って人は、ある意味それはそれで生きづらいのかもしれないけど…
それが、自分の素に合っている生き方なら、エンターテイナーも天職なんだろうし
常にモチベーションアップして、テンション高い状態でパフォーマンスするお仕事もいいと思うんです。
だけど、全ての人がそっち(常にポジティブでテンション高くモチベーションも続くスタイル)に合わせるべきとか、そっちが正しい、そうならなきゃいけない、ってモデルにするのは、おかしな話ですよね。
のんびりする方が楽しい、って人も多い。
というか、普段からみんな仕事に疲れてて「温泉でのんびりしたーい」とかっていう人の方がほとんどだと思うんですよ。
「バリバリ働きたい!常にテンション高くいたい!」って、一生言い続ける気ですか?それは本音ですか?って尋ねたら、「いや、そうでもないです…」って人がほとんどだと思うんです。
だったら、無理をしない状態、無理をしない環境を早め早めに準備する方が理に適ってますよね。
本音を言えば、誰だって「その方がなんか心穏やかでいれるよなぁ」って自分が自然とそっちへ向くと思うんです。
無理し続ける人生を選ぶより、無理しない方に早め早めにシフトして、準備していくのを「心がそっちに行きたがってるなぁ」って感じる人の方が多いと僕は感じるんですよ。
僕がそうだったから。
だとしたら、世間の情報に振り回されず、誰が何と言おうが「そっち(頑張り続ける、無理し続ける生き方)」には別に反応しなければいい。
「そっち」の情報なんて、シャットアウトしたらいいだけの話じゃないですか。
大切なのは、「正解なんて自分の内側にしかない」(といつもお伝えしてますが)
そりゃそうでしょ、自分の人生なんだから。
自分にとっての成功とか、自分にとっての幸せなんて、自分が判断するんだから
どうなったら私は幸せですか?なんて、人が決めることじゃないんだから
じゃあやっぱり、答えは内側にしかないよね、と。
だからこそ、心と向き合う。
内観、自分と対話する時間が最も大切で、「私は今どう感じてるんだろう」と常に内側に意識を向ける。
「自分は今、テンションを上げなきゃいけないと思っている
ということは、テンションが上がってない状態なんだ
落ち込んでるんだ
だったら、なぜ無理してテンションを上げなきゃいけないと思ってるの?
落ち込んだままでいいじゃん」
っていうのが、本当の自己承認ですよね。
「そのままの私でいいじゃん」っていうのが、丸ごと受け入れて、認めてる、という状態なんです。
落ち込んでる自分を何とかしようとしたら「いやいやいや、前向きになきゃいけないと言ってる時点で、実は自己否定しているんだよ」って事にも気づかなきゃいけなくて。
このままでいいんだよ、人間なんだから
自然体でいいんだよ、生理現象と同じだよ
自然の移り変わり、季節と一緒だよ
変わっていいんだよ
元気な時もあれば落ち込んだ時もあって当然だよ、人間だもん
そうじゃないんだったら、心が壊れてる証拠じゃない?
心の微妙な針が振れなくなっちゃって、ずーっとマックスを指してたら、プラスに針が振れてたら、明らかにおかしいじゃん?
みたいなことにも、本来は自分で気づかなきゃいけない。
これは、誰かに言われて「そういうものなんだぁ」じゃなく、自分で気づくべきで
そのためにも、自己対話、内観、自分と向き合う、自分の心の声を聞く、本心をちゃんと理解する、というプロセスが大切。
まず「私の本心で何なんだろう?」っていう風に、内側に意識を向ける。
「自分って本当は何を求めてるんだろう?」って心に問う習慣をつける。
これも、慣れてないと全然さっぱり分からず、自分の本心、本音が見えてこないので
まずは意識する練習をし始める、これも事前にちょっとずつちょっとずつ準備していく
というのが大切だなと思って、シェアしてみました。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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