楽しい事だけを追い求めるより「何でも楽しめる自分」になろう
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
「楽しい事だけして生きていきたい」と「楽しく生きていたい」は全然違ってて、多くの人は“楽しい事だけ”の方を夢見がちですが、実はそっちのが難易度高くてリスキーです
楽しいが途中で変わるなんてよくあるし、後戻りできない所まで来ちゃったら後の人生辛いだけ
人生丸ごと楽しくしていきたいですね
ということですが、伝わる人と伝わらない人がいるかもしれないので、ちょっと具体的な表現を探しながらお話を進めていきたいと思います。
よく、短絡的に「楽しいことだけして生きていきたい」っていう人に対して、「じゃあ、具体的にどんな理由で、何をしたいんですか?」と聞くと
働きたくない、とか
ゲームだけしていたい、とか
っていう人がいて、「ほぉほぉ…」と思うんですけど(笑)
まぁ、実際にそう思ってるんでしょうね、決してふざけてる訳ではなくて。
それはそれで、何を願おうと本人の勝手ですし、その意見は否定しませんが
ようは、働きたくないっていうパターンの人は、今までの「働いた経験、もしくは植え付けられた働くっていう事へのイメージ」自体が、苦痛でしかないんでしょう。
その人達にとって、「働く」とは地獄でしかなくて、ストレスフルでしかない、という世界観、そういう認識をしてるんですよね。
僕はこれまで、いろんな職場で、いろんな仕事を経験してきて、中には「もう二度とやりたくない」って仕事もあったけど
「むちゃくちゃ楽しかった!またやりたい!」って仕事もあったし
今現在、僕が本業としてやっているお仕事も、「一生やってても構わない」くらい楽しい
というか「仕事とすら思ってない」みたいな。
お遊び感覚でお金を稼げて、世の中の人が喜んでくれて、「何この楽な仕事?」って感じ
(とは言っても、別に特殊な職業じゃないですよ?僕にとっては接客や営業がゲーム感覚で楽しいという話です)
楽な仕事というか、「何だこれ?遊んでるだけに近い感覚だな」っていう仕事も、人によっては実在するんですよ。
そんなのもひっくるめて、「働く」という訳です。
世の中には、本当にいろんな仕事が存在するんですよね。
で、最初に「短絡的」と言ったのはそこで、つらい職場、業種しか見てなかったら、全ての仕事丸ごと、働く=つらい、ってイメージになっちゃうんですよ。
(そりゃ誰だって、つらい事からは逃げたいですよね、生存本能的にも)
ただ、「たまたま、そういう経験をした」ってだけの話で
でも実際、現代社会ではそういう人が多いのは事実ですけど。
僕からしたら、「いやいや!そんな思い込み、決めつけで人生を制限しちゃったら、もったいないぞ!」と思うんですよ。
人間って、結局一人ぼっちで生きてても、全然面白くも何ともなくて
よくビジネス書などで「欲求の五段階」とか色々言われますが、上位に来るのは承認欲求、人に認められたい、という想いが強かったり
とりあえず自分の生存欲求が満たされたら、所属欲求、人と関わりたい、とかね。
定年退職した人が、一人でいると辛くて孤独で、居ても立っても居られなくて、「お金をもらえなくてもいいから、何か社会との関わりが欲しい」と言い出すケースとか、よく聞きますよね。
それって人間の本能の部分で、やっぱり「貢献したい、社会の輪の中で関わっていたい」という心理があるんですよ。
「貢献したい」というと綺麗事に聞こえるかもしれませんが、全然普通に、「人と関わって誰かのお役に立つ」って、快楽ですからね、心理的には。
快楽なので、承認されればそりゃ快楽物資がドバドバ出るのは、誰だって当たり前、生物として当たり前。
集団の中で生きていく、人と関わりを持ち、自分の所属欲求を満たすって、どれも快楽だから。
職場とは、そういう位置づけも担ってるわけで。
だから、あまりにも「仕事、働く」のイメージが辛いこと、苦しいこと、と極端に思ってる人は、一旦リセットすべき。
前職がブラック企業だった人は、もう働きたくないって感じてるかもしれない
そういう人の意見にすごく影響を受けて、「私も働きたくない」と感じてる若者もいるのかもしれない
けど、いやいや、それはすごく極端な一部の世界での、偏った価値観、思い込み、決め付けであって
(もちろん実在するのも知ってるので否定はしませんが)
まずその思い込みを全部取っ払って、理想的な職場で働いてる自分、もしくは自分が楽しいことで起業してる姿をイメージしてみることから始めてみてはいかがでしょう。
それはつまり、辛い職場が実在するのと同じように、楽しい職場も実在する、ってことですから。
今の僕がそうですが、楽しいことをやってるだけなのに、世の中に認められて、お客様がお金を払ってくれるので、まさに仕事=最高のゲームなんです。
「こんな面白い遊びないぞ」っていう感覚。
スマホゲームでも何でも、ただ遊んで、ポイント稼いで、自分が面白おかしくプレーしても、ゲームの中だとそれで終わっちゃうじゃん。
でも、リアルの現実世界で、ただ「楽しいー!」って遊んでるだけなのに、お客さんが喜んでくださって、世間が評価してくださって、リアルマネーまで得れる、って体験をしちゃうと
「こんな面白い遊び、他にねえぞ!」って、どハマリしてしまう。
どうせ、これから人生100年時代で、老後も長いんだったら、ずーっとこの遊びを続けながら
周りには「社会貢献してる」だとか「あの人のおかげで人生が豊かになった」と褒めちぎられながら
「いやいや、実は僕、遊んでるだけなんですよ」な感覚の方が、絶対に幸せだと思うんですよね。
「楽しいことだけして生きていきたい」っていう人は、現実に幻滅してるパターンが多いのかなと(直接お話を伺ったりしてて思うんですけど)
でも、まずその「楽しいことだけ」っていうのが何なのか?っていう部分が大切ですよね。
多分それも、視野が狭くなっちゃってる可能性大なので。
決して否定する訳じゃないし、どうしても辛い現実から逃避したくなる時期があるのも重々理解できます。
本当に辛いことがあって、苦しみから一旦逃げるために、ゲームにハマってる、アニメにハマってる、だったりするのかもしれない。
(僕はガチャガチャに病的にハマってた時期がありました、ストレスから)
その衝動、行動自体は、僕も全然否定しないんです、僕自身そういう時期があったし。
現実から逃避することで、一生懸命『命を繋いでいる』っていうのは、すごく大事なこと、貴重なことだと思うから
そういう(逃避先、避難先となってくれる)コンテンツっていうのは、このストレスフルだと言われる現代において、大切な役割を担ってると思うんですね、ゲームでもアニメでも。
だけど、それを「一生ずーっと見ているだけ」の人生、本当にあなたは耐えられますか?
例えば極端な話ですけど、点滴、もしくは錠剤で必要最低限の栄養は摂取できるので、一生食事はしなくていいですよ、と。
(つまり、それは無償で支給される)
でも、命だけは延々と、百歳まで何十年も続く。
そんな環境下で、「もう働かなくていいので、あなたは好きなことをやってください」と言われ、今あなたが選んだゲームやアニメだけで、あと50年は生きてください、と。
いや、50年どころじゃないか、80年生きてください、とか(僕なら)あと60年間、あなたが選んだアニメを見続けてください、ゲームをやり続けてください、と。
そのあなたの行動は、社会に何も影響、貢献しないけど、本人がやりたいって言うんだったらお好きにやって下さい、と言われたとしたら…
絶対に、十年も持たないんですよ
本当に、数年で飽きる、発狂して気が狂うと思います。
そんなのって、合間合間に見るから楽しいだけで。
僕も、本当に引きこもりっぽくなって、社会との接点を断ち切って、自分の殻に閉じこもってた時期もありますし
本当に対人恐怖症になって、一切人と関わらず、ただただ静かに生きていた時期もありますけど
やっぱり、飽きるんですよ。
そんな人生自体に、生きること自体に飽きちゃう。
「楽しいことだけして生きたい」っていうのは、一旦辛いところから逃げて、命をつなぐための救済処置としてはアリだと思います。
僕もそういう風にゲームに没頭して乗り切ってたし。
だけど、一生やってたら、絶対飽きるし、全然面白くも何ともなくなるから。
やっぱり、心が一旦落ち着いて、ケアできて、元気を取り戻したら、「社会と関わりたい、楽しいことを誰かと共有したい」って人間は思うようになってるんですよ。
だから、社会復帰したら、徹底的に無理せず、そもそも嫌な人とは付き合わない
楽しい仲間、楽しいを共有できる仲間とだけ繋がる
っていうのを、僕はいつも伝えてるんです(自分の実体験も踏まえて)
SNSで同じような趣味の人と関わったり、まだ話しかけるのが苦手だったらフォローするだけでも全然いいじゃないですか。
そうやって、楽しい人達と、楽しいだけの世界観で関わっていき、その中で貢献する、誰かのお役に立つ
で、褒めてもらって、承認してもらえて、気持ちいい、っていう快楽を味わった方が、引きこもってるより絶対楽しい。
だから、(今すぐは無理でもゆくゆくは)「人が辛いと感じる事でも、自分は楽しめるようになった」に移行する方が全然いいんですよ。
「楽しいことだけして生きていく」じゃなくて「楽しく生きていく」
「楽しく感じることを増やしていきたい」って発想の方が、絶対に攻略が簡単なので。
仕事も、見方と環境が変われば、楽しいだけになることも絶対あり得るから。
そこを履き違えずに、視野を広げていくと良いと思います。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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