今の自分は足りないのではなく「実力を出し切れてない」だけ
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
自分のできる100%を常に出せてれば誰でもその時点での最大のパフォーマンスができるはずですが、大抵の方が自信がない、恥ずかしい、自分を認められないと躊躇して出し惜しむから実質以下の評価を受けてしまいます
新しく学ぶより「今の実力を出し切るには」に焦点を当てた方が成果は簡単に上がりますよ
ということがスポーツ業界でもよく言われると思うんですけど、本当の本当の実力100%って、元々出ないようになってるんです。
人間の脳や身体を研究すると、完全に100%を出すのは難しい、不可能に近いでしょうね。
やっぱり集中力だけじゃなくて、いろんなコンディションがうまく重なり、本当に最善に噛み合っても90%出せ…出せないだろうなぁ
僕が昔、そういう勉強をしてた頃に聞いたのは、「潜在能力を脳が許可して、体中の筋肉100%を使う力を発揮しちゃうと、神経やいろんな器官が壊れてしまう」というもの
筋肉や骨や筋、色々なパーツが支え合って体が機能してるんだけど、「それが壊れてしまうぐらい強い力」って本当の本当は出せるんだけど、出しちゃうと危険だから脳がブレーキをかける。
年配の人が無茶したらギックリ腰になる、みたいな感じで、体の組織や機能自体がバランスを崩してしまう
って事情があるので、「脳は無意識のうちに力をセーブする」仕組みが備わってる、という話を聞いて
「面白いなぁ」と思ったのと同時に、「やっぱりそういうことだったんだ!」ってすごく納得したんですよ。
もっともっと頑張んなきゃ!もっと力をつけなきゃ!もっと知識をつけなきゃ!ってみんな思ってるけど
「いやいや逆に自分の実力が出し切れてないんじゃないか?」って発想だったら、多分アプローチの仕方が変わるんじゃないかなと自分でも疑問に思ってて。
自分で自分に、人体実験のように試してみたんですね。
「もっと新しいことを学ぶ、もっと情報を集め知識を身につける、スキルを身につける」とかじゃなくて、「今できること、今持っている知識や能力、スキルを全部出し切ったら、どのくらいできるんだろう?」って実践し始めたんです。
ようのは、外によそ見しなくなったんですね。
試しに自分だけを見て、自分の内側だけで答えを導き出す。
「自分を信じる」っていうのとは、またちょっと違うんだけど
ようは
「もう散々やってきた
いろんなことが(自分の中に)蓄えられてるはず
だけど、出し切れてないから今この現状で
世の中からこう評価されている
もし持ってるものを最大限に発揮できたら
もっといいパフォーマンスができるはず
だって、全然出し切れてないもの」
っていう自覚がちょっと芽生えてきたので、このもったいない、中途半端な状態を何とかしよう、と。
毎回毎回、やってるつもりで70%ぐらいしか出せてない自分に対し、さらに高めようと思って外にエネルギーや意識を向けるのがバカバカしくなったんですよね。
新しく学ばなきゃ!力をつけなきゃ!ってやってる方が、時間がもったいない、効率が悪いなと実感して。
もう蓄えてるんだから、もっと出せる所があるはず!
知ってることいっぱいあるのに、やれてないこともいっぱいあるんだから!
って、内側に矢印を向けるようにしたんです。
自分にも言い聞かせて、刷り込んでいって、考え方からちょっとずつ上書きしていって
「何も新しく学ばない、何も新しく身に付けない、今持ってる100が出せまで、出し切れて納得できるようになるまでは」と。
そして、100の自分を出せてるのが習慣化されるまで続けてみよう、って始めたんです。
これって、僕がもう一つ参考にしたのが、(若い世代のコは知ってるかな?)ちょうど僕ら世代の漫画『ドラゴンボール』に出てくる「精神と時の部屋」での修行場面なんですよ。
主人公の悟空と悟飯が親子で修行するんだけど、スーパーサイヤ人の、さらにその上へ行くために、常に日常生活をスーパーサイヤ人で過ごすっていう描写があって
これまでも、いろんなメンタル系のトレーニングで講師やトレーナーをやってる頃にネタにさせてもらってたんですが
本当にあの漫画って、潜在能力を引き出したり自分のパフォーマンスを最大限に最大効率で発揮するってテーマでの、脳へのアプローチやメンタルへの働きかけ方について、すごく参考になるんですよ。
いっつもそういう漫画の中のシチュエーションを参考にさせてもらって、講演会とかでもお話ししたりしてたんですね、「ドラゴンボールってすごいよね」と。
で、それを真似して、自分自身にも採用してみたんですね。
自分が「まだ足りてない」って思い込んでてパフォーマンスを出し切れないんだから、「もう十分足りてる、けど出せてない」っていう発想に切り替えて
それを出しっぱなしの状態、100出せてる状態のまま日常生活を送るように心がけるんです。
「人に優しくして、相手に良く思ってもらって心を開いてもらえたら、良い人間関係ができてビジネスも円滑に進む」のはわかってるんだから
「常に会った人全てと心を打ち解けられるように、こちらは常に笑顔でいる、相手のことを気遣うようにする」
っていう状態を、ニュートラルのデフォルト状態にする
という風に、僕は自分を書き換えていって、常に「自分が理想と思えるベストの状態」を100出しっぱなしの、スーパーサイヤ人で日々生活する(笑)
というのを何ヶ月も繰り返して、自分の中で定着させていった。
そしたら、本当に頑張らなくてもどんどん物事がうまくいくことを実感して
「やっぱり頑張るよりも、もっと欲しい!もっと欲しい!と外に答えを探すよりも、内側に意識を向けた方が効率いいんだな」
っていうのが、後々に心の勉強をしてて学ぶ、「まず自分と自己対話して、心と、感情と向き合ってみよう」という話につながったので
すごく納得のいく発想の連鎖の仕方の一例だなぁと思って、今回紹介してみました。
ということで、ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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