最も効率の良い学習法は「まずザックリと仮定」して確認してみること
ぬいぐるみパパのツイート解説、本日はこちら
新しい事を学ぶ時に最も大切なのは「仮定すること」だと僕は考えてます
何か教わったら「それってこういう事ですか?」とすかさず聞いてみる
するとこちらも更に詳細を解説できる
でも日本の教育は正解を出さないと駄目と教ええがちなのでみんな萎縮してこのやりとりがスムーズにできないのです…
という、先生の頃からの僕の思ってたこと、感じてきたことをつぶやいたんですけど。
「仮定すること」って伝わりづらいかな。
自分の中で一旦、全部は掴みきれてないのを大前提で、「多分こうだ」と決めてみるイメージ。
一回でわかる、一回で100%理解できる、なんて不可能なので
人間の脳は、繰り返し繰り返し、反復することで知識が定着していく、より詳細が分析できて、理解できてくる、というのが当たり前で、そういう機能になってるので。
そうじゃないと不具合が生じてしまう、全部を一発でパッと記憶してしまうとキャパを超えちゃうとか、色々あるんですけど。
だから、徐々に徐々に情報が入ってくるように調整されてるいう仕組みができてるので、その人体の自然な流れに沿うことが一番大切なんですね。
まず、記憶を定着させるとか学習をするって意味では、ざっくりと話を聞いてみて、初めてのことや新しいことだったら尚更、ざっくりと掴んでみて
今の自分の感覚、知ってる知識で、なんとなく感じたのを「こういうことを言ってるんですか?こういうことで合ってます?私の解釈で、今の所こう思ってるんですけど」って仮定しとく。
仮の状態というか、仮縫いとか仮止めとかあるじゃないですか。
伝わるかなこれ?
仮定するっていうのは、今んところの中途半端な状態で構わないので、完成形じゃない未完成の部分をあえてアウトプットして、教えてくれる先生にぶつけてみる、と。
すると、それを聞いて「半分はなんとなく合ってるけど、残り半分をもうちょっと分かりやすく解説するね」という先生と生徒でのやりとりができる。
先生側の悩みというのは、生徒さんが今どれくらい把握してるか、本当にわかってるのか、それとも全然わかってないのか、そこがブラックボックスで一番わからないんですよ。
何を知りたいのか、何が今足りなくて、何を理解してて、どこが全く理解できてないのか、というところがわかれば穴埋め問題で解決できる。
そこが分からないから、そこが知りたくって
だから仮に、仮縫い、仮止め、仮組み、みたいな感じで、仮の未完成の状態で「先生、これってこういうことですか?」って聞いてくれると「あっ!違う違う!もうちょっと分かりやすく、違う例えで説明するね」ができる。
これが、一番スムーズで、一番効率の良い学習方法、話の進め方だと僕は思ってるんですね。
そのためには、良好な人間関係が大切。
上下関係があまりにもあると、怖くて聞けないとかってなっちゃうから、平等な対応で、仲の良い間柄で、相手の心が開いてる状態で
こっちも向こうに寄り添って、言葉を選びながら色んな例えで説明して、理解を深めていく、っていうのを僕もずっとやってきたし
それが一番楽しいと言うか、一番やりやすいコミュニケーションの方法なんじゃないかな、と思ってるんですが
そもそも、「それって、こういうことですか?」って聞くことが(日本だけとは限らないんですけど)できない空気になっている。
学校教育ではやっぱり正解を出さなきゃいけない、優等生でいなきゃいけない、っていう大前提の空気があるから、聞くんだったら賢い質問の仕方をしなきゃいけないとか、変な色々があるじゃないですか。
空気というか風潮というか。
だから、あえて中途半端な、未完成の、理解できてない状態で、仮説というか「それってこういうことですか?」と聞くのが、まずできる空気が整ってないというのがすごく寂しい、切ないなーって思う場面もよくあったんですね、昔は。
(今でも時々無意識に言ってると思うんですが)僕の口癖はバババーって説明した後に「なんとなーくでいいから、伝わってますか?」って言う
この「なんとなーく」って、自分から言うのが癖ついちゃって
これって、すごく大事なことだと思うんですよ。
学習する側、学ぶ側も「なんとなく、一発目はなんとなくでいいから、理解したところを一回アウトプットしてみよう」って意識してみる。
本を読む時もそうですよね。
全く新しい知識を、本を読んで一回で身につけられる訳がないんだから、最初はなんとなく読み通す。
で、気になったところをもう一度振り返ってみる。
勉強の仕方で一番効率いいのって、全部これだと思うんですよ。
だって脳の仕組みがそうなんだもの。
だから、大きく捉えて、ざっくりと、目の粗い網でざっくりと捕ってみて、「今これだけわかってる」って自分の認識レベルを一旦アウトプットしてみる。
で、さらに詳細を詰めていく、とかそれを訂正してくれる先生やアドバイザーの人とやりとりをしながら理解を深めていく。
こういうのが全く心に抵抗を感じず、みんな気楽にできる環境があったらいいなーと思いながら、こんな話をさせていただきました。
ぬいぐるみパパでした。
※こちらの記事は全て音声メッセージの書き起こしです
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